以下,先ほど,鞆の浦のさくらホームの羽田冨美江さん(ポニョのリサのモデル)と,NHK解説委員の後藤千恵さんにお送りしたメールの内容です。一部,このブログ用に加除修正しておりますが。
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羽田さん,後藤さん
細田です。
鞆の浦に行くとどうして元気になるのか,また2.23に私の中ですべてがつながるきっかけとなった鞆の本質は何なのか,ときどき考えていますが,後藤さんからののメールにも答えがありました。
人のつながり,地域力などの言葉はこれまでも聞いていたのですが,どうもズドンとストライク!ではなかったのです。後藤さんのメールの中に「人が主役」とありました。
鞆の浦の地域介護の研究で博士論文をまとめられる山本さんの言葉では,「通常の介護施設は利便性を提供しているが,さくらホームは「幸せ」を提供している」とのことです。人が主役なのですね。利用者の方々が幸せを感じられるように,すべての配慮がなされている。
現代の日本で語られているほとんどのことにおいて,人が主役ではなく,私の目から見ると本来の目的でない手段のことばかり論じられているように見えます。
以下,少し小難しいですが,京都大学教授で土木の研究者(国土政策,交通学などが一応の専門ですが,何でもできる人)であり,安部内閣の内閣官房参与になった藤井聡先生(44才,私の5つ上)と,3/19に私が対談したのですが,そのときの私の結論です。私も以前から,最も大切なことは,日本人が日本人らしい生き方,考え方を取り戻すこと,であると思っており,「人」が最も大切であると確信していました。
「根底に大きな愛を持ち(正直者),信念を持ったプラグマティストが,不屈の精神で,コンプライアンスから脱却すべく独立の精神を持って,想定にとらわれず,熱血(真剣に,手段を選ばずに)に,連携して行動するようになること。そうなれば,日本は大丈夫です。そして,そのように変化が始まっています。大丈夫,日本は。」
人が主役であることを,心の底から納得できること。それが,鞆の魅力ですね。
後藤さんと鞆の浦に行くことができて,よかったです。
私は心身の隅々まで熱血なのですが,みんなで鞆の浦を歩いているときに,羽田さんに「後藤さんは熱い人ですよ」と言ったら,羽田さんも「私も熱いから」とおっしゃってました。
熱血仲間,ということで,これからも末永くよろしくお願いいたします。