27.12.02 相 談 料 NO.996
各界のお歴々が集まるあるパテイーでのこと。 ただ今売れっ子の経営者のA氏が、胸に弁護士
バッジをつけた紳士の前で立ち止まった。
弁護士「やあ 社長さん いつもお忙しいようですね~」 A氏「ええ 仕事のほかにインタビューだと
か アドバイスが欲しいなどとかいろいろ相談が寄せられまして、夜も寝る間もないほどなんです」
「こういうものを撃退するなにかいい方法はありませんかね?」 弁護士「インタビュー・アドバイス・
相談ごと、みんな料金を取ればいいんですよ」
A氏「これはいいことを聞きました」「明日からそうしましょう」「有難う」弁護士「いいえどういたしまして」
・・・で別れましたが、翌日A氏が出社すると件(くだん)の弁護士から、目をむくほどの金額の請求書
が来ていました。 アドバイス料金という名目だった・・・というお話。
日本人は、人に相談したり、人からアドバイスを受けることを金銭対価で考えない人が多い。
みんなタダだと思ってる。 弁護士は主にアドバイス(法的助言)をして生活の糧を得ていると考えた
方がいい。 弁護士ならずとも、その道の専門家の人を紹介する場合は、金銭対価を払う必要があ
ることを説明しておかなければ、紹介した方もされた方からも恨まれることがある。