27.12.22 福 沢 諭 吉 NO.1015
明治初期に活躍した人ですから、いまから見れば時代認識が古色蒼然で、差別的な表現も無きに
しも非ずですが、言いたいことの本筋を考えると単に古臭いと切り捨てるわけには行かない斬新な思
想に満ちているように思います。 日ごろは忙しくってとても「本」を読む時間のない人の為に、同じく
忙しくって本を「ロク」に読めない私がななめ読みした、福沢諭吉の「学問のすすめ」のダイジェストを
紹介したいと思います。
今(当時)の新聞は政府の機嫌を損ねるようなことは全然触れない。 まるで、遊女が客に媚びて
いるようなもの。 政府が発行する出版物は何かちょっといいことをすると、大げさに自賛している。
こういう文章を書いた人のことを思えば、まともな人間だとは思えない。 日本には政府はあっても
国民はいない…と言っている。
もしかしたら、諭吉はタイムスリップ能力があって、今のNHKの報道番組を見たのだろうか?