30.08.05 48歳の抵抗 NO.1976
確か昭和の30年代後半だったと思いますが、石川達三
の作品で「48歳の抵抗」という本がベストセラーになり
ました。 当時の男性の定年は55歳。
50歳を前にして男48歳で俺の人生このままの良いのだ
ろうかと過去を振り返り何らかの行動を起こす。
ある意味能動的でチャンスでもありますが、おおむね安定
した生活を捨てる危険な年代という意味でも注目される作
品でした。 ところで、今48歳の女性が危ない。
子育ても終わり、時間的な余裕ができてパートに出るなど
して、経済的にも余裕が出てくる年代です。 個人差は
あってもおおむね近〃生殖機能も減退することは生理的に
解っている「わたしの女の人生このままで良いのだろうか
?」という感情が湧きあがる。
スナックやカラオケ・ゴルフなどに行くと、かっこいいよ
その男性が甘く囁く。 グラッと心が蠢くそういう年代
です。 わが町が特別そうだったわけではないのでしょう
が、多くの女性が道ならぬ道に迷いこんで、夫も家族も捨
てて第二の人生を選んで出奔しました。
まるで芸能人の様な気軽さで、蝶のように飛んでゆきまし
た。
48歳が、いまではも少し上がっているのかも知れません
が危ない年頃です。