30.08.24 アヒル外交 NO.1995
福田赳夫が外務大臣だったころに言った言葉です。 アヒルはなにも
しないでのんびりと水の上に浮かんでいるように見えるけれど、実は水の
中で足(水かき)を常時動かしているんだ。 日本の外交はなにもしてい
ないと、野党の諸君は言うけれど実は担当者は目に見えないところで、
種々努力をしているんだ・・・と切り返しました。
さて、わが社の場合です。 我が愚息、本人も希望するし10年間他人の
飯をくってきて、それなりの苦労はしたんだろうと判断して会社を引き渡
しました。
ところが、息子が見ていた当時の私の勤務ぶりは、居眠りしているだけ・
たまの電話に出るだけで、ゴルフをしたり・麻雀やってるばかりで「楽し
て金儲け」をしてるんだと見えたのでしょう。
実は死んでしまいたいほどの借金を抱え、小便に血がまじり・高血圧で
生命保険にも加入できない、医者からはこんな生活してたら60歳まで
命は持たない・・・といわれるほどの厳しい環境だったのです。
そういうことは解らない。 そんなことが外見上見えるようだったらお
しまいです。
でも70歳までに、何とかしてその借金を返済し無借金になったところ
だったので会社を引き継いだのでした。
時代が変わり経営環境はさらに厳しくなったと言っても、サラリーマン
で頂点を極められなかった男が、にわかに会社経営など出来るわけがありません。
世に言うところの「親苦労 息子楽して 孫乞食」にならないように祈るばかりです。