31.04.19 米 原 万 里 NO.2211
米原 万里という、ロシア語同時通訳の女傑がいました。
10数年前に惜しくも癌のために他界しました。
彼女は優れた同時通訳であるととともに、優れた書評家でもありました。
彼女の信念は外国語を翻訳す場合、その国の言葉を理解していなければ
ならないのは当然として、同時に日本語自体にも精通していなければな
らないと言っていました。
そのために日本語の書物を数多く読破し、一日に平均7冊の図書を読ん
だといいます。 まさに超人的ですね。
彼女が言っていたことをかいつまんで説明しますと、
*コンピューターにしがみついていると、人間としての精神能力が減退
する。
*アメリカ人はだれでも英語を話すものだ(話さなければならない)
という、傍若無人の傲慢さを持っている。
*アメリカには200万人の囚人がいて、世界の囚人のⅠ/4にあたる。
それだけ多くいる。
*病気の患者は、効かない薬ほど高いお金を払わされている。
その他いろいろ、彼女の本にはほかにない面白さがいっぱいあって
楽しめます。