31.04.14 人 の た め NO.2206
イラクの貧民を自分の身の危険を顧みず、医療を通じてボランテイア
活動をしていた中村 哲という医師がいましたし、山で行方が分からな
くなった子供を発見したスーパーボランテイアの尾畑春夫さんという人
もいます。
地位や名誉やお金にも迷わずそういう活動を生涯にわたって遂行できる
人はそうざらに居るものではありません。
私が長年おつきあいをしていただいた税理士さんは、官立大学出身で幹
部候補生として大企業に就職されましたが、社員を人間としてではなく
「消耗品」として扱う企業経営の実態を見て、労働運動に傾注して退社
しなければならない境遇に追い込まれたのでした。
職を賭し・家族を貧困に追いやって人のために尽くしても、そんなこと
はだれも評価はしてくれません。
その後、50歳を過ぎてから勉強して税理士の資格を取った人でした。
理想では飯は食えない。 でも、理想に命をかける人はすごい!