31.04.23 乳 牛 2 NO.2215
少しでも多くの牛乳を「生産」するために酪農家は、乳牛を牛舎に閉
じ込めてえさをどんどん与え、運動させないで土日祝祭日も関係なく飼
育せざるを得なかった。
正月休みも年次有給休暇もなく糞尿を処理し「まさに牛馬」のごとく働
かざるを得なかった。 その結果、牛乳は過剰生産になって、生活費
もろくに稼げなくなった。
「こんなのヘン!」と思う青年がいて、牛を牧場に放ちえさを与えるのも
・糞尿を処理するのも「ヤ~メタ」ときめました。
そうすると、もちろん生産量は激減しましたが、牛は勝手に牧場の草を食
い・ところ構わず糞尿を垂れ流した。
そうするとそれが肥しになって牧草は繁茂し、それをまた牛が食うという
連鎖になって、摂れる牛乳は他の牛者の牛の牛乳のような水みたいなしゃ
ぶしゃぶのものではなく、栄養価に富み味も濃厚で旨く,かつ、その牛乳
にファンができて、高価に売れると言うことを「発見」したのです。
なぜみんなはそうしないのか、今では不思議に思っているとういう。
発想の転換が良い結果を持たらせると言う良い一例です。