27.04.29 ア ミ タ ー ル NO.780
第2次世界大戦の際、ドイツ軍が開発した「自白誘導剤」です。 これを服用させるとほとんど意識
は朦朧となり、問われた質問に対してウソを言えなくなるという薬剤です。
犯罪者を長期に勾留したり拷問みたいな取り調べをしなくても、この薬剤を飲ませてから取り調べをす
れば、簡単に自白を聴取することが出来ます。
ナチ・ドイツはスパイのみならず、国策に抵抗する「犯罪者」には常用的にこの薬剤を使用しました。
でも、我が国では犯罪捜査のためにこの薬剤の使用は、刑事訴訟法の規定で認められていません。
なぜばら、そういう自白は任意の供述にならないからです。 でも、長期の勾留と被疑者の供述を
無視し、警察が描いた犯罪のストーリーを強引に認めさせるという弊害があります。
勿論、この種の薬剤を行使することは厳に慎むべきですが、最近の凶悪な犯罪者(筧 千佐子など)
とか、政治家にはこの種の薬剤を使用してでも、正確な自白や心ちゅうの邪悪な思想を聴取しても良
いのではないかと思う場合さえあります。
ウソ発見器(ポリグラフ)というものがあって、被疑者の同意があれば使用できますが、このシステム
の信ぴょう性はほとんど役に立たないシロモノでしかありません。
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