30.02.16 ノーと言えない日本人 NO.1802
旧ソ連で30年間も外相を勤めたミコヤンは、ミスターニエットと称されました。
「ニエット」は「NO」つまり反対という意味で、彼はどんな提案や議題に対しても常
にニエットを表明したので、そう言われるようになりました。 翻って日本人はその
「NO」が言えない。
NOがなからずしも良いとはいえませんが、石原慎太郎がかつて「NOと言えない日本
人」という作品を書いてベストサラーになったのは、いかに日本人が「NO」を言えな
いかの裏返しなのか想像がつきます。
人は他人からいい人と思われたいためにあまりNOを言いたがりませんが、相手によっ
てはイエス・ノーをはっきりとし示さなければならない場合が多くなってきました。
何回も来てくれる・親切にしてくれる・というだけで、投資の話に乗ったり・いかがわ
しい宗教の寄合に出向いたりすることは危険です。
特に高齢者になるとお付き合いする人の数が減って行きますから、さびしいという気持
ちが働きがちですが、特定の人とにわかに親しくなることは余程の注意が必要です。
NOを勇敢に言うことが必要な場合があります。
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