同窓会名簿

たまにかかってくる電話はほとんどがなにやかにやの勧誘ばかり。
なので受話器を取っても「またか」と、ついつっけんどんに「はい・・」

今日は出身高校の同窓会名簿の勧誘だった。
声が同年配の方のようで私の卒業年度を言い、「旧姓Ｓ・akoさんですね」まで、
念押しする。

そうなると邪険な物言いもできない。
正直に、「売れ行きが悪くて」と仰る。
こちらも正直に、「こちらももう年ですから名簿を見たいとも思いませんので」と
お断りした。

いつだったか滅多に電話を取らない夫が珍しく電話に出たことがあった。
しばらく沈黙で話しを聞いていて、
「いまさらそんなもの買ってどうするの？」と言って不機嫌にガチャッと
電話を切った
誰から？と聞いたら、「高校の同窓会の名簿だって」

ほんとにいまさらだけど、なんてったって一応母校なんだからもうすこし穏やかに
話したほうがいいのにと思った。

夫は昭和５７年発行の名簿を一冊持っている。
私は昭和６０年発行のものを持っている。
思えば遠くに来たもんだ。

　　　　　　　　　　　　一昨日の雪と今日の散歩道
　　　　

　　　　　　　　　　　郷土料理「鰊の山椒漬け」
　　　　　若い山椒の葉がでてくるとむしょうに食べたくなります。