眠れぬ夜にラジオは良き友。
眠れぬ夜なんて口にするのさえ恥ずかしい。
そんな夜など滅多になく、枕に頭をつければたちどころに何もかも不覚の私。
ラジオは手仕事しながらよく聴いている。
国有放送(ズバリN○K)のファンです。
声を聴けばたちどころにアナウンサーの名前が言えるほど。
よく眠れるのが災いして、一度は聴いてみたいと思っていた
「ラジオ深夜便」を今まで聴く機会がなかった。
ところが今回の入院で昼間も眠っていることが多く、
その分夜中に目覚めてしまい、いい具合に聴くことができた。
いや~!いいですねぇ。
日本の歌、こころの歌、シャンソン、ポップス、フォークソング、
エッセイ有り、おたより有りと盛りだくさん。
いつの間にか眠ってしまうのだがそれがまたいい。
それ以来、家でも毎晩枕元にラジオを置くようにしている。
おあいにくさま、生活が元に戻ったら又朝まで目覚めないのです。
人気らしいです。「うふ プリン」姪が並んで買ってきた。
眠れぬ夜なんて口にするのさえ恥ずかしい。
そんな夜など滅多になく、枕に頭をつければたちどころに何もかも不覚の私。
ラジオは手仕事しながらよく聴いている。
国有放送(ズバリN○K)のファンです。
声を聴けばたちどころにアナウンサーの名前が言えるほど。
よく眠れるのが災いして、一度は聴いてみたいと思っていた
「ラジオ深夜便」を今まで聴く機会がなかった。
ところが今回の入院で昼間も眠っていることが多く、
その分夜中に目覚めてしまい、いい具合に聴くことができた。
いや~!いいですねぇ。
日本の歌、こころの歌、シャンソン、ポップス、フォークソング、
エッセイ有り、おたより有りと盛りだくさん。
いつの間にか眠ってしまうのだがそれがまたいい。
それ以来、家でも毎晩枕元にラジオを置くようにしている。
おあいにくさま、生活が元に戻ったら又朝まで目覚めないのです。
人気らしいです。「うふ プリン」姪が並んで買ってきた。
主治医は気さくな優しい先生だった。
短足、のっそり、髭の剃り後も濃い容貌から、イメージ的には熊。
熊先生は外来が週一だけなので時間があるらしく、
よく病室の患者を見回りに来られた。
入院四日目に、昼食中にお粥を食べていた私のお茶碗を覗いて、
「固いご飯が食べたいですか?」とお聞きになった。
お粥が嫌いな私は勿論、「食べたいです!」と応えたのは言うまでもない。
その日の夕食から普通のご飯が出た。
手術後初の夕食膳(全粥)
病院は全面的に患者の携帯電話持ち込みを禁止している。
しかし私は隠して持っていった。
ある日の夕食後のこと、二人退院して一人になった部屋でメールを打っていた。
突然、熊先生がお供の若い先生を連れて入って来られた。
「アッ!ごめんなさい・・・禁止ですよね。つい・・・」
しどろもどろでこんなことを言ったような気がする。
熊先生はかえってびっくりされて、若い先生に「えっ、そうなの?」なんて
聞いている。
「ワッハッハッハ まぁ、いいでしょう」とやっぱり熊らしく太っ腹なのである。
「先生、足音を立てて来てください。隠すつもりでいましたので」
「ワッハッハッハ そうか、回診車(ワゴン)を押してこなかったからな」
禁止だからって誰も守ってなんていないのだ。
患者が使用しているのを何度も見かけたし、若い先生だって
業務連絡の電話をしながら廊下を歩いていた。
ご存知ないのは熊先生だけなのだ。ワハハハ
短足、のっそり、髭の剃り後も濃い容貌から、イメージ的には熊。
熊先生は外来が週一だけなので時間があるらしく、
よく病室の患者を見回りに来られた。
入院四日目に、昼食中にお粥を食べていた私のお茶碗を覗いて、
「固いご飯が食べたいですか?」とお聞きになった。
お粥が嫌いな私は勿論、「食べたいです!」と応えたのは言うまでもない。
その日の夕食から普通のご飯が出た。
手術後初の夕食膳(全粥)
病院は全面的に患者の携帯電話持ち込みを禁止している。
しかし私は隠して持っていった。
ある日の夕食後のこと、二人退院して一人になった部屋でメールを打っていた。
突然、熊先生がお供の若い先生を連れて入って来られた。
「アッ!ごめんなさい・・・禁止ですよね。つい・・・」
しどろもどろでこんなことを言ったような気がする。
熊先生はかえってびっくりされて、若い先生に「えっ、そうなの?」なんて
聞いている。
「ワッハッハッハ まぁ、いいでしょう」とやっぱり熊らしく太っ腹なのである。
「先生、足音を立てて来てください。隠すつもりでいましたので」
「ワッハッハッハ そうか、回診車(ワゴン)を押してこなかったからな」
禁止だからって誰も守ってなんていないのだ。
患者が使用しているのを何度も見かけたし、若い先生だって
業務連絡の電話をしながら廊下を歩いていた。
ご存知ないのは熊先生だけなのだ。ワハハハ
12日から17日まで外科病棟で過ごしてきた。
長年の持病があり、この辺でスッパリと手術をして完治させようと
思ったのだ。
こんな風に言うのは容易いけどそれまで心は揺れ続けた。
命に関わる病ではなかったので我慢をしていれば普通に生活が
できていたせいと臆病者ゆえに。
手術自体は難しいものでなく、主治医の先生から詳しく過程を説明されていたので
それが頭にしっかりインプットされていて、ひとつの処置が終わるごとに、
『ひと~つ、クリア!』と心の中で快哉を叫んでいた。
(これは、ヨシッ!次も頑張れるということ)
腰椎麻酔のため手術中の痛みはなく、その後の痛みと安静が辛かった。
入院中は持ち込んだラジオ、本2冊、一人一台の備え付けのテレビもあり
退屈することはなく、主婦にとって三食昼寝つきはある意味極楽かな。
完全復帰までは後三週間くらいかかりそうだ。
三人部屋でした。
長年の持病があり、この辺でスッパリと手術をして完治させようと
思ったのだ。
こんな風に言うのは容易いけどそれまで心は揺れ続けた。
命に関わる病ではなかったので我慢をしていれば普通に生活が
できていたせいと臆病者ゆえに。
手術自体は難しいものでなく、主治医の先生から詳しく過程を説明されていたので
それが頭にしっかりインプットされていて、ひとつの処置が終わるごとに、
『ひと~つ、クリア!』と心の中で快哉を叫んでいた。
(これは、ヨシッ!次も頑張れるということ)
腰椎麻酔のため手術中の痛みはなく、その後の痛みと安静が辛かった。
入院中は持ち込んだラジオ、本2冊、一人一台の備え付けのテレビもあり
退屈することはなく、主婦にとって三食昼寝つきはある意味極楽かな。
完全復帰までは後三週間くらいかかりそうだ。
三人部屋でした。
家庭をもってからずっと家計簿の余白に毎日の出来事を書き続けていた。
冊数も多くなり、処分時かなと思い、数年前から忘れたくない事柄だけを
「わが家の歴史」として1年分づつPCに移していた。
長い期間と時間をかけて・・・。(まだ全部は終わっていない)
さらに大事をとってフロッピーディスクへ、新しくPCを買い替えた時点で
それをまたCD-Rへバックアップする念の入れようだった。
ところが昨日、過去のことで知りたいことがあり、CDを入れたらなんと
「ファイルは読み取れません。このビットマップファイルは無効です。」
ガ~ン
むずかしいことはわからないがワードで打った文章なのだけど・・
20年分の過去の記録がパ~になったということ。
原因はフロッピーからCD-Rに移した時のミスだと思うが、フロッピーは
捨ててしまった。
あの努力はなんだったのか・・・虚しい。
左からフロッピーディスク、CD-R、フラッシュメモリ
冊数も多くなり、処分時かなと思い、数年前から忘れたくない事柄だけを
「わが家の歴史」として1年分づつPCに移していた。
長い期間と時間をかけて・・・。(まだ全部は終わっていない)
さらに大事をとってフロッピーディスクへ、新しくPCを買い替えた時点で
それをまたCD-Rへバックアップする念の入れようだった。
ところが昨日、過去のことで知りたいことがあり、CDを入れたらなんと
「ファイルは読み取れません。このビットマップファイルは無効です。」
ガ~ン
むずかしいことはわからないがワードで打った文章なのだけど・・
20年分の過去の記録がパ~になったということ。
原因はフロッピーからCD-Rに移した時のミスだと思うが、フロッピーは
捨ててしまった。
あの努力はなんだったのか・・・虚しい。
左からフロッピーディスク、CD-R、フラッシュメモリ
直撃か!とニュースで騒がしかった割りにはたいした被害もなく
台風9号は通り過ぎていった。
雨も止み生ぬるい風の残る夕暮れに牛乳を買いにスーパーへと行った。
いつもの道でいつもの風景と変わってしまった場所がある。
そうか・・・ここにあった家が取り壊されたのか・・・
ここは通称「猫ばあちゃんの家」だった。
春の頃亡くなったと聞いてはいたが、残った病弱の50代くらいの息子
では家を守りきれなかったのだろう。
「猫ばあちゃん」には思い出がある。
いつだったかリュックを背負ったばあちゃんが、電柱にもたれるようにして
蹲って動かないの見かけたときのこと。
どうしたのだろうと、顔を覗いた途端に掛けられた言葉が、
「レイコさん!俺の荷物持っていく気か~!」
勿論私の名前はレイコではない!
生きていることを確認できたので逃げるようにしてその場を去った。
認知症だったのかもしれない。
ばあちゃんはどんな人生を送ったのだろうか。
知る由もないが、きっと幸せな時も一杯あったよね。そう思いたい。
奇妙な空の色に、もの思う夕暮れだった。
夕方6時の空
台風9号は通り過ぎていった。
雨も止み生ぬるい風の残る夕暮れに牛乳を買いにスーパーへと行った。
いつもの道でいつもの風景と変わってしまった場所がある。
そうか・・・ここにあった家が取り壊されたのか・・・
ここは通称「猫ばあちゃんの家」だった。
春の頃亡くなったと聞いてはいたが、残った病弱の50代くらいの息子
では家を守りきれなかったのだろう。
「猫ばあちゃん」には思い出がある。
いつだったかリュックを背負ったばあちゃんが、電柱にもたれるようにして
蹲って動かないの見かけたときのこと。
どうしたのだろうと、顔を覗いた途端に掛けられた言葉が、
「レイコさん!俺の荷物持っていく気か~!」
勿論私の名前はレイコではない!
生きていることを確認できたので逃げるようにしてその場を去った。
認知症だったのかもしれない。
ばあちゃんはどんな人生を送ったのだろうか。
知る由もないが、きっと幸せな時も一杯あったよね。そう思いたい。
奇妙な空の色に、もの思う夕暮れだった。
夕方6時の空
久々暑さが戻った今日、街まで出かけてきた。
デパートに入り、目的の売り場へ行くのにエスカレーターに乗った。
上昇してすぐ、差して来たパラソルを下を向いて一心に畳みながら、
今デパート前で買ってきた宝くじの事を考えていた。
『あの売り場で友達が10万円当てたんだよなぁ、
ランチ奢るって言っていたのにまだ奢ってもらってない。』
その時、左の頬に痛いような視線を感じる。
ふっと顔を上げれば下降してくるエスカレーターに知人が乗っていて
ニコニコと手を振っている。 (10万当てた人とは別)
笑顔が良くて福の神に見えた。
一瞬、宝くじ当たるかもと思った。
家に帰ってすぐさま削ったら(スクラッチ)、特別賞2000円が当たった~!
その他200円が一枚当たっていたので、元取った!
クーちゃんスクラッチ。クーちゃんが出たら当たり。
デパートに入り、目的の売り場へ行くのにエスカレーターに乗った。
上昇してすぐ、差して来たパラソルを下を向いて一心に畳みながら、
今デパート前で買ってきた宝くじの事を考えていた。
『あの売り場で友達が10万円当てたんだよなぁ、
ランチ奢るって言っていたのにまだ奢ってもらってない。』
その時、左の頬に痛いような視線を感じる。
ふっと顔を上げれば下降してくるエスカレーターに知人が乗っていて
ニコニコと手を振っている。 (10万当てた人とは別)
笑顔が良くて福の神に見えた。
一瞬、宝くじ当たるかもと思った。
家に帰ってすぐさま削ったら(スクラッチ)、特別賞2000円が当たった~!
その他200円が一枚当たっていたので、元取った!
クーちゃんスクラッチ。クーちゃんが出たら当たり。