孫のお土産

夜更けて、開け放したガラス戸から湿気のない涼しい風が吹き込んできます。

午後アイロン掛けをしていたらアポなしで、用事のついでにちょっとと娘一家が立ち寄った。
アハハアポが必要な家ではないですけど。

小六の孫が抱えてきたのは始めての修学旅行のお土産だった。
「はい、お饅頭！」（にこにこと誇らしげな顔で）

父の日に来たときに「修学旅行のお土産は何がいい？おせんべい？」と聞かれた。

深く考えもせずに「お饅頭」と答えた。

行く先は日光方面、お小遣いは２０００円迄なんて話しているからお饅頭なら５００円
くらいで買えるだろうと軽い気持ちだった。
娘も「家にもお饅頭ね」なんて頼んでいた。

行ったのは先々週。
孫が旅行から帰って来て母親に話すには、【クッキーとかおせんべいはどこの
お土産やさんにも売っていたけどお饅頭はなかなか見つけられなかった。
ようやく見つけたら５００円では買えずに６８０円もした。
二箱買うとお金が残らなくて迷ったけど買ったよ。
残り少ないお金で自分と弟にキーホルダーを買った】と話したとか。

なんとまぁ・・・絶句
可哀想なことをしてしまった。生真面目な性格だからなんとしてもお饅頭を買わねばと
思ったのだろうね。

しょっぱさ混じりの甘いお饅頭をしみじみと頂きました。