銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

真夜中に、締め出しを食った私を、猫は、救ってくれたかな?△

2011-10-29 04:13:28 | Weblog
 今から、下のものを推敲します。20時間ぐらい連続して起きている後で、書いたので、ラフです。それを、直します。直したら、タイトルに△印を入れておきます。よろしくお願いします。

副題1、『猫は、どうしてかわいいのか?』
   
 猫って、生まれたての赤ちゃんと同じ大きさだと聞いたことがあります。それも、かわいさを生んでいるのだそうです。うちの娘が、最初の赤ちゃんを産んだ時に一緒に、ゆりかごを持ってきたのです。そうしたら、猫にサイズがぴったりで、うちの猫がそれに、入りたがり、困りました。若夫婦は、今は三人も子供がいますが、その時は、最初のこどもで、どうしても、清潔であることを求めるから、猫とゆりかごの、共有はありえなくて。で、猫をゆりかごに入れないように、気を付けないといけませんでした。
 最終的にはゆりかごを、さかさまに置くことで解決しましたが、最初のうちは、右往左往。あまり猫をしかると、ただでさえ、自分が主役で亡くなったことで、ストレスを感じていますから、よく聞くように、赤ちゃんをかんだりしたら、大変です。

 猫の方もあきらめず、ちょっとでも、目を離すと、いつの間にかゆりかごの中で寝ているのです。真っ白なレースの中で。袂草ともいわれるとーたシェル(三色が混合した模様)の猫が、ねていると猫の方が、汚めに、見えて困りました。ただ、我が家の、猫は、家の中で、最もいいものは自分のものだと思っています。お姫さまですから。また、もっとも大切な人とも結びつきたいと思っています。

 ですから、お嫁さんが遊びに来ると、彼女の膝の上に乗って、ずっと過ごします。お嫁さんは、小さいころからいままで、猫を飼ったことがなくて、びくびくしたり、おずおずしているのに、それをわかっているのか、いないのか、ぴったりとそのひざから離れません。それは、私や主人がお嫁さんを大事にしているので、それが、わかるのです。

 この家で、一番大切な自分(猫)は、お客という、今日だけは、一番大切な人と、喧嘩したり、競争したりするのではなくて、『仲良くするのよ。タッグマッチを組んでね』と、言っているのでしょう。
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副題2、『親ばかだけど、猫は、どうもとても頭がいいみたいだ』

 そして今これを書いていると、『あれ、自分のことを書いているわね』おもって、じっと私を見つめています。

 その、見つめ方なのですが、政治のものを書いているときとはまた違うのです。私が真剣に政治の、奥の奥のことを書いていると、彼女はとても、心配そうに私を見つめてくれています。

 私はブログやフェイスブックは今、自宅でやっています。が、それ以外の本当に落ち着いたもの、そして、深いものを書きたいときには、自宅でやりたくないのです。

 詳しいことは省きますが、いちいち、邪魔されるのです。特に本の編集については邪魔されました。それは、私の文章が力があるということだと思いますが、ものすごい邪魔をされて、普通の人が仕事をやる場合の、四倍は時間がかかるという感じです。

 で、疲れ切るから外でやりたいのです。2009年までは、ネットカフェで、週に二回か三回徹夜して、仕事をやっていました。しかし、今、69歳です。あの環境で、緊密な仕事をすることに、疲れてきました。

 特に姿勢が無理なのです。私はパソコンを打つときには、背が90度でないとだめなのです。2002年にひどく重症の、痛みを味わいました。腱鞘炎から、頚椎損傷にまで発展して、左肩が痛くて、24時間、居ても立っても居られない状態になってから、しっかりした固い椅子でないとだめなのです。足にキャスターがついていて、くるくるっと滑ったり、背中がリクライニングをするのなどは、だめなのです。で、リクライニングシートとか、フラットルーム(一種の和室風だが、床がスポンジでできている)では、再び、それに、かかる可能性があります。もう一度、それにかかったら、治るかどうかはわかりませんし。

 で、2009年と、2010年は本を作っていません。だが、ともかく、落ちついた、まとまった文章を書きたいという欲求もあって、以前より回数を落としてホテルでやることにしました。というのもネットカフェで仕事をするにしても、食費などで、一晩、4千円はかかるのです。で、それを、回数を減らせば、ホテルで、するのと、費用は同じになります。

 でね、主人に断わって、パソコン二台と、外付けの様々な道具も入れた、アテンダントバック二つを持つという、本格的な旅装で、27日に、外出したのです。

 しかし、その荷造りの結果、ハンドバックを変えたので、自宅のカギを持って出るのを忘れてしまいました。
 
 さあて、困った。パソコンの仕事以外、画廊めぐりをはじめ、目いっぱいいろいろなことをやって来て、帰宅したのが、28日の午前一時です。鎌倉駅までは、12時ごろついたのですが、もたもたしたので、タクシーを一巡目には乗れず、また、これほどの、荷物があると、左肩をかばっている私は、130段も石段を上がる自宅の山へあがるのが、一回ではできません。二回に分けて、ふうふう、言いながら登るのです。

 玄関のドア前に来て、いざ入ろうとするその時まで、鍵を忘れて外出したことを、忘れているから、平和なものです。いざとなって気が付くのですから。これが、ストレスまみれの、私の不思議な、特徴でもあります。いつも、文案とか、仕事の段取りとか、抽象的なことばかり、考えているから、現実のことは、忘れているのです。

 さて、午前一時に主人を起こすわけにもいきません。で、気温ですが、一日前ほど、寒くもない。『じゃあ、玄関灯の下で、パソコンでも打って時間を過ごすか、幸い二台も持っているし、バッテリーだけでも、朝の六時まで持つな』と、思います。

 うちの小さな玄関前には猫が座るための、木の椅子が、常においてあります。それに座れば、冷たくもないです。

 で、覚悟を決めて、『さあ、そうしましょうと、思っている』と、一つだけ、困ったことを発見しました。それは、玄関の内側で、猫が啼くのです。

 さすがに、36時間以上家を空けていると、私のことが懐かしいのでしょう。それは、うれしいが、「鍵を忘れたから、ここを開けてあげられないのよ」ということが猫語で話せません。

 でね、「もう、いいから、わかったから、啼かないで」ということも猫語では、伝えられません。

 で、上のようなニュアンスを含めた、啼きかわしを私も始めました。

 でないと、彼女が、不審がって、必死に、私を呼ぶ声で、主人を起こしてしまうでしょう。で、玄関の外で、私が啼くわけですが、今度はご近所様が心配になってきました。このヤト(谷のこと)は芸術家が多くて、まだ、電気がついている家が何軒かあります。皆さんが、『<ああ、あの人は、きっと鍵を忘れたんでしょうね>とわかってしまうはずで、とんま丸出しになるわ』ねと思って。

 私が、よく、猫と鳴き交わすことには、ご近所のみなさんは慣れている筈です。というのも、私の猫は、一日に一回以上「外で遊ぼう」と、私を誘うのです。それは、昼間ですが、その際、彼女が話しかけてくるので、私も啼きかわしで、答えますから。
 家の中だと、お母さんは常に忙しくしていて、遊んでくれないと猫はわかっているのです。外にはパソコンもないし、紙もペンもないので、お母さんは、自分を相手に、集中してくれると信じていて、遊びに誘いだしてくるのです。

 で、ご近所様は慣れているといっても、今回は真夜中です。それに、鉄製の玄関ドアの中の猫の声の方は、ご近所様にまで届かないかもしれないので、私一人が啼いているということとなります。

 で、20秒か、30秒に一回ほど、にゃ、にゃ、にゃっ、または、にゃお、にゅう、にゃうんなどと、と、ニュアンスを込めて、連続して啼いている、私とは、相当に滑稽でしょうね。で、静かにしたいのです。
 だけど、猫の方があきらめてくれないのです。もう、そろそろ、『お母さんは、今日は、この中には、入れないのだ』と納得をしてくれたもいいのに、絶対にそこまでは、理解をしないのです。

 で、5分ぐらいで、主人が気が付いて、降りてきました。そして、『馬鹿者っ』と、怒鳴りながら、鍵を開けてくれました。

 パソコンを開く間もない短い時間でです。ああ、猫が救ってくれたわ。これで、再び、我が家の猫は、長靴をはいた猫であることが確かになったと思いながら、ドアを開けると、

 猫が喜ぶこと、喜ぶこと。上がり框に、身をよじって、身を擦り付けて喜ぶので、頭からたたきに落ちてしまったほどです。猫って岩夕るバランス感覚が、するどいので、たった、30センチでも、頭から落ちるとは、我を忘れるほど、喜んでくれたことを示します。そこまで歓迎されると、私もうれしくて、疲労しぬいた体に、鞭打って、四時間程度、様々な雑用をして、さらに、この短めのブログを一本書くことができました。
 
 すっかり朝になっています。主人も起きてきました。で、私が、「あれほど、手紙を書いて出かけたのに、朝ご飯(28日分)が、作ってあったわね。あなたって、私の手紙を全然読んでいないのでしょう」というと、しばらく、沈黙をしていた挙句、

 「あれは、影膳だ。見事に言葉通りの影膳だ」と言いました。でね、笑ってしまって、この二日間の間の、陰にある苦労をすっかり忘れてしまいました。
 朝食は、海外へ行ってしまった1998年以来、早寝早起き型の主人が、ずっと、
作ってくれています。パスタを入れるための、大きめの深皿に、野菜、オリーヴの実、2、3個、スーパーで手に入るカマンベールチーズの8分の1、大判のハムが一枚。というのが、殆どの日の定番で、ハムが、フランク化、ウインナソーセージに変わるぐらいです。

 外泊してきても、平気なのは、丁寧に、事情や、原因を説明した手紙を置いてくるからですが、上記の2002年の、すさまじい痛さを伴う病気を、主人が治してくれたことがあって、私は決して、かかあ殿下でもないのです。すごく尊敬して、ちゃんと立てていますから。西洋医学では治らなかった、あの痛みを、東洋医学で治してくれた、ことには、本当に頭が上がらないのです。

 ただ、外で、仕事をするのも、2007年以来、ずっと、継続的に行われているパソコンの不調という、苦労の結果です。アドビをお使いならわかるかな? 右へ90度回転させてと命令すると、左に回転するし、そのころですが、ワード関連は、CD保存はできないし、時々、文章が白閃化、せっかく書いた文章が、消えてしまうし。今は、それらの現象は、落ち着いていますけれど。

 そして、プリンターが次から次へと壊されるとか、そのほかいろいろあるのですが、主人でさえ、すぐ忘れてしまう、私の苦労ですから、皆様にも、詳細をお伝えしないで置きましょう。きれいなみなとみらいの朝を見て、その、同じ日深夜に、猫が玄関で、頭から、転げ落ちるほど、私を歓迎してくれたのですから。
  2011年10月29日の早朝に初稿を書いて、今、夜の8時に、推敲を終える。
             雨宮舜 (本名、川崎 千恵子)

追記; 10月は10日に秋葉原、27日に桜木町の、ワシントンホテルに泊まったわけですが、それは、別に遊覧オンリーというわけでもないのです。ただ、28日という澄みきった空のもと、朝のみなとみらいや、ベイブリッジを見渡したのは、一種の観光気分です。19階からでしたので、よく見えました。秋葉原建物がリニューアルしたらしくて、最新の施設があります。が、桜木町の方の魅力は、この景色です。ヴィデオのアップロードが、できるようになったら、それも、アップロードします。

 
コメント
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