新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

学生医の導入?:それをやるなら同時に国家試験も変えないと・・・

2013-02-04 22:06:14 | 医局制度改革・医学教育改革

さて、一つ追加します

 

 日本医師会は、医学部教育から前期臨床研修までの医師養成制度の改革案を、30日の記者会見で発表した。診療参加型臨床実習に加わる医学部5-6年生を「学生医」(仮称)と位置付けて各種の支援を行うことや、医師養成や医師確保における都道府県内の取り組みを集約化するのが柱。今後、日医は医学部の学生や臨床研修医への情報提供を行うほか、財源の確保などを国に働きかける方針だ。

 臨床研修制度の方向性として、▽地域社会での充実した研修体制の構築▽単なる労働力としての位置付けではなく、研修に専念できる環境の整備―を示し、日医が支援することを明記。医学部5-6年生の2年間の診療参加型臨床実習と、その後の2年間の臨床研修で、プライマリーケア能力を獲得し、「自立して患者を全人的に見ることができるよう、適切な初期対応能力を身に付ける」との達成目標を掲げた。

 こうした初期対応能力を身に付けるため、臨床研修システムの改革にも言及。これまで日医が設置を求めてきた、大学ごとの臨床研修センターや都道府県ごとの研修機構のほか、医療法に基づき各都道府県に設置されている地域医療対策協議会、モデル事業の地域医療支援センターの4者を再編し、医師の養成・確保を担う「都道府県地域医療対策センター」(仮称)に集約することを提案した。

 今月中旬に開かれた全国医学部長病院長会議で、臨床実習開始前の学生が受験する共用試験の合格者を「学生医」(同)として認定する制度が示されているが、日医も今回の提案で、学生が安心して実習に取り組めるよう、同様の「学生医」(同)の位置付けが必要であると指摘。日医として、指導教員の確保と指導力向上のため、国に対して十分な財源の手当てと対策を要請するなどとした。【新井哉】

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まず・・・実際にこれを導入するのであれば、CBT合格者はどこの病院でも病院実習(学生医として働ける)とするのが本筋だろうとは思います

 

これは僕がCBTの試行の段階で言っていたことだし、今も本来ならそうすべきだと思っています。

 

しかし、教員数が不足している状況ではいろいろ難しいところもあるかもしれません

 

あとはそれと並行して国家試験の考え方を変える必要があるかもしれませんね。今までの制度であれば「国家試験一発勝負」だったので、臨床実習期間も大学ごとに違いました(ようするに早く切り上げて国家試験対策に専念するところもあれば、うちみたいに結構遅くまで臨床実習しているところも)。

国家試験は知識戦なのでまぁ、コツもいりますが・・・理解もいりますが、覚える時間は必要になります。

 

それを変えないと、「学生医」とか言ってもはなしにならないかもしれません。やるなら教育制度と同時に医師国家試験の制度を変えないとだめでしょうね。

 

「全人的に診療する能力」を持ったとどうやって、誰が判断するのか。そういう教育はされるけど・・・試験は相変わらず知識を求められる・・・。試験制度が変わらないなら、結局教育制度だけ変えても仕方がないのだと思いますよ。勉強につながらない。

 

将来の役に立つ・・・といっても、まずは医師にならないと…学生と思えば、なかなか知識ばかり要求される試験の前に臨床実習がきちんとできる人間は少ないでしょう。

僕は別に勉強を積み上げてやっていれば…3か月も試験対策できれば合格できるレベルだとは思っていますが、全員がそうだとは思えませんし。

 

そういう話が出てこなかったのでしょうか?

 

この制度を本当に導入するのであれば、必ず話し合わなくてはならないPointだと思いますが・・・。

 

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結婚1周年でした

2013-02-04 21:50:05 | Weblog

こんばんは

 

昨日は入籍してちょうど1年でした。土曜日に血液学会の例会に行き、後輩の発表を聞いた後、妻と合流して某ホテルで宿泊+食事としゃれ込みましたw

実際にいいホテルでしたし、料理もおいしかったので満足です。

 

そして昨日は妻が「和装を着ていない」と言っていたこともあり、ふたりで「後撮り」に行ってきました。午前中は和装、午後からはタキシード+ドレス・・・で

 

午前中に行った「浜離宮」では外人さんたちからも携帯、デジカメで撮影され・・・

日本の恥になるか、日本の代表として成り立っているのか・・・

と思っておりましたが、外人さんが写真を撮りたくなるのは理解可能だったので…気になりませんでした。

 

しかし・・・

 

午後から行ったところでは・・・たまたまやっていた行事のせいで老若男女…子供も含めて大勢の方がおり・・・

「さらし者か・・・(汗」

という状況でした。

 

子供は

「どこまで近づけるか」

というのをみんなで話しながら寄ってきますし、どこぞのおじさん方も携帯で撮り始めるし・・・・。

 

何組かの人に

「モデルさん?」

と、撮影の方や僕ら自身も聞かれていましたが・・・

「えーと、普通の新郎新婦です」

と答えつづけました。

 

「おめでとう~」

と祝われておりましたが、完全にさらしもの状態・・・。

恐ろしいのはどこかで画像がアップされていないかということだけw

 

怖い、怖い

 

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