さて、一つ追加します
日医、「学生医」の実習や教育支援を提言-医師養成体制集約も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130130-00000010-cbn-soci
医療介護CBニュース 1月30日(水)20時47分配信
日本医師会は、医学部教育から前期臨床研修までの医師養成制度の改革案を、30日の記者会見で発表した。診療参加型臨床実習に加わる医学部5-6年生を「学生医」(仮称)と位置付けて各種の支援を行うことや、医師養成や医師確保における都道府県内の取り組みを集約化するのが柱。今後、日医は医学部の学生や臨床研修医への情報提供を行うほか、財源の確保などを国に働きかける方針だ。
臨床研修制度の方向性として、▽地域社会での充実した研修体制の構築▽単なる労働力としての位置付けではなく、研修に専念できる環境の整備―を示し、日医が支援することを明記。医学部5-6年生の2年間の診療参加型臨床実習と、その後の2年間の臨床研修で、プライマリーケア能力を獲得し、「自立して患者を全人的に見ることができるよう、適切な初期対応能力を身に付ける」との達成目標を掲げた。
こうした初期対応能力を身に付けるため、臨床研修システムの改革にも言及。これまで日医が設置を求めてきた、大学ごとの臨床研修センターや都道府県ごとの研修機構のほか、医療法に基づき各都道府県に設置されている地域医療対策協議会、モデル事業の地域医療支援センターの4者を再編し、医師の養成・確保を担う「都道府県地域医療対策センター」(仮称)に集約することを提案した。
今月中旬に開かれた全国医学部長病院長会議で、臨床実習開始前の学生が受験する共用試験の合格者を「学生医」(同)として認定する制度が示されているが、日医も今回の提案で、学生が安心して実習に取り組めるよう、同様の「学生医」(同)の位置付けが必要であると指摘。日医として、指導教員の確保と指導力向上のため、国に対して十分な財源の手当てと対策を要請するなどとした。【新井哉】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まず・・・実際にこれを導入するのであれば、CBT合格者はどこの病院でも病院実習(学生医として働ける)とするのが本筋だろうとは思います
これは僕がCBTの試行の段階で言っていたことだし、今も本来ならそうすべきだと思っています。
しかし、教員数が不足している状況ではいろいろ難しいところもあるかもしれません。
あとはそれと並行して国家試験の考え方を変える必要があるかもしれませんね。今までの制度であれば「国家試験一発勝負」だったので、臨床実習期間も大学ごとに違いました(ようするに早く切り上げて国家試験対策に専念するところもあれば、うちみたいに結構遅くまで臨床実習しているところも)。
国家試験は知識戦なのでまぁ、コツもいりますが・・・理解もいりますが、覚える時間は必要になります。
それを変えないと、「学生医」とか言ってもはなしにならないかもしれません。やるなら教育制度と同時に医師国家試験の制度を変えないとだめでしょうね。
「全人的に診療する能力」を持ったとどうやって、誰が判断するのか。そういう教育はされるけど・・・試験は相変わらず知識を求められる・・・。試験制度が変わらないなら、結局教育制度だけ変えても仕方がないのだと思いますよ。勉強につながらない。
将来の役に立つ・・・といっても、まずは医師にならないと…学生と思えば、なかなか知識ばかり要求される試験の前に臨床実習がきちんとできる人間は少ないでしょう。
僕は別に勉強を積み上げてやっていれば…3か月も試験対策できれば合格できるレベルだとは思っていますが、全員がそうだとは思えませんし。
そういう話が出てこなかったのでしょうか?
この制度を本当に導入するのであれば、必ず話し合わなくてはならないPointだと思いますが・・・。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
それでは、また。