Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

うさぎのユック

2006年07月01日 | ★お気に入り(アンティーク、食器etc)
       
ご存知の方も多いと思いますが、
今春、全身ガンで闘病の末亡くなった絵門ゆう子さんの
絵本「うさぎのユック」です。
(金の星社 絵門ゆう子作、山中翔之郎絵)

ガンと闘いながらも、いつも笑顔で頑張っていて
毎週新聞に書かれていたエッセイの大ファンだった、
絵門さんが亡くなり、そしてシェリーも亡くなって
改めて、本屋さんでパラパラ見ていたとき、
涙が落ちそうになってしまって、慌てて買ってきました。


このページの絵は、うさぎのユックとその兄弟が
お母さんうさぎのお腹に舞い降りてきたところです
とっても、綺麗な絵だと思いませんか。
この絵を見た時に、ラブもシェリーもこうやって
お母さんうさぎのお腹に宿った時に、あんじぇと
出会う運命が決まっていたのかな・・・って
胸がドキドキしてしまいました。

いつかまた生まれ変わって、こうやって会うために
来てくれるのかな、って思えたのです

この絵本のお話は、小さなうさぎ兄弟が頑張って
生きていくお話なんですが、まず、この世に生まれてくる
ことがどんなに大変なことか、ということから
始まっています。そしてうさぎって頑張り屋さんなんだな
ってことが、しっかり書かれています

病気と前向きに付き合ってきた絵門さんならではの
お話と、そして、やはり、病気で右腕が不自由に
なったという、山中翔之郎さんが描かれた優しい絵は
本当に、心が洗われます

真っ白うさぎのユックの表紙を見るだけでも
うさぎのやさしさ、つよさ、が感じられて
ただ可愛いだけでない、うさぎの絵に感動できます

最近はなんだか、命をないがしろにする恐ろしい事件が多く、
またうさぎや動物をいじめる事件も時折あり、
気持がざわざわします。
ぜひぜひ、たくさんの人に読んで欲しい本だと思います。

昨日は朝6時に家を出て、夕方6時に帰宅するまで
持病の検査等で、病院で過ごし、
(毎年のことだけど疲れた~)
やっぱり、健康な体は1番の宝物、と、そして、
あんなに小さい体で病気と闘ったラブとシェリーに
見習わなければ、思ったあんじぇでございました。
ブログランキング・にほんブログ村へ