Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

華麗なるオーストリア大宮殿展

2010年04月01日 | ★バレエ・ミュージカル・舞台・映画・展示会



今日から4月、なんだかグレイの空が広がっています・・・

先日は、「華麗なるオーストリア大宮殿展」を見に行ってきました。
あまり、大々的には宣伝されていなかったように思うのですが・・・
(この展示会、オーストリアと交流があるという、創価学会の主催でした。)
偶然夫が広告を見て、「好きそうなの、やっているよ~」と教えてくれました。

先日の京都の「THE ハプスブルク」よりも、工芸品が多く
展示も美しくて、私には、とても充実した展示でした。
(画像は会場で配布されていた資料からのものです。)


(シェーンブルン宮殿)

創価学会って、、、ものすごく経済力があるのですね。
ビルも、とても豪華で立派なもので、
展示室の雰囲気も、展示品と雰囲気があっていて優雅でした。
絵画、銀製品、陶磁器、テーブルセッティング、ジュエリー、家具・・・
どれもうっとり・・・



(金色のドレスのマリア・テレジア)

ちょうど、見に出かけた日に、BSの「美の巨人たち・スペシャル」
宮殿スペシャルとして、シェーンブルン宮殿、ベルサイユ宮殿、エルミタージュ宮殿の
放送がされました。

マリア・テレジアが整備した、シェーンブルン宮殿は
テレジアイエロー、といわれる柔らかく、優しいイエローで外壁が塗られ、
また、たくさんの部屋にも、絢爛豪華な装飾が施されています
展示会で見ることのできた品物が、偶然TVで取り上げられて説明されたり、
普段は非公開の部分にもTVカメラが入っていて、とても見ごたえがありました。



(オーストリア宮廷のテーブルの再現)

マリア・テレジアと夫は、とても仲が良く、食事のための部屋も、
子供達が食事をする部屋の横に、2人だけのための、朝食室を作っていて、
狭いながらも、素敵なお部屋で、少ない2人だけの時間を大切にしていたそうです



(シェーンブルン宮殿・漆の間)

戦争ではなく、(政略)結婚によって、ハプスブルク家を発展させた
マリア・テレジアは、シェーンブルン宮殿を、
国外の者達へ、その力を見せつけるのは、もちろん、
家族のために、美しいものを世界中から集めて、宮殿を飾ったそうです。

オランダ東インド会社を通して、中国や日本の陶磁器なども熱心に
収集していて、アイボリーの壁に、ゴールドの装飾、そこへ
青と白の伊万里焼などの陶磁器をたくさん飾っている部屋もありました。



(マリー・アントワネットの胸像・セーブル磁器工房製)
1900年頃作られた、この胸像は、とても美しかったです。


「美の巨人」では、ベルサイユ宮殿の、隠し部屋、
マリーアントワネットのプライベートルームが数室、紹介されていました。
マリーアントワネットの美意識の高さ、センスの良さは、
母親のマリア・テレジアから受け継いだもの、影響を受けたものなのかもしれません。

そして、フランス文化に大変憧れていたという、ドイツ出身の、
ロシアの女帝、エカテリーナ2世が造営した、エルミタージュ宮殿(美術館)。

シェーンブルン宮殿も、エルミタージュ宮殿も、とても美しくて、
女帝ならではのセンスが溢れているように思いました。

公の場の部屋には、赤や緑、黒などはっきりとした色も使っている、
マリア・テレジア、エカテリーナ2世、そしてマリー・アントワネットが、
3人とも時代も国も違うのに、プライベートな部屋には、
オフホワイト色の壁に金色の装飾のみ、家具も淡い色合いのもの、
を選んでいて、とても素敵でした(私の好み~

ベルサイユ宮殿は、学生時代の卒業旅行で行ったことはあるのですが、
シェーンブルン宮殿、ベルサイユ宮殿、エルミタージュ美術館、
などなど、他の宮殿も含めて、いつか、ゆっくり見て回りたいです~


通りかかった三宮東遊園地に綺麗なカメリアが


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