Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

京都・伏見 聖母女学院 (旧陸軍十六師団司令部)

2012年03月29日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

 

 

京都伏見で見たいと思っていたのは、
現在、聖母女学院の建物として使われている、
美しい赤レンガ建築です。 

 

 



1908年(M41)に、陸軍省の技師による設計で建てられました。 

完璧なシンメトリー、古典様式にのっとった、美しい外観です。 

日露戦争後のさらなる軍備充実のために
第16師団が新設されて、砲兵、工兵、騎兵、歩兵、などのための
施設や練兵場が多くあったそうです。



すぐ近くの大きな通りは、軍事物資や兵隊を運ぶための
「師団街道」という名前が今も表記されています。 



戦後になって、平和を愛した、聖母女学院の創始者、
フランスから来た修道女、メール・マリー・クロチルド・リュチニエのもとに払い下げられたそうです。
マリア像が、とても優しく美しいですよね。 

学校で勉強していたころ、日本史の明治時代は、
海外との戦争の話ばかりで、ちょっと苦手でした。

でも、いくつかの陸軍の施設として建てられた建築物を見ていると、
とても不思議な感覚になります。 



欧米に大きな後れをとっていた日本が、海外と戦うために、
海外に負けない建物も造ることが出来るのだ、
と見せつけたくて必死だったかも知れませんが、



なんだか、優雅な空気を感じてしまうのです。
戦争の為の建物なのに。。。

内部は入れませんでしたので、ガラスの扉にレンズをぴったりくっつけて撮りました
内扉がとても素敵~ 

日本の明治時代、欧米は、私の大好きなヴィクトリア朝の全盛期、
そんな影響を受けて、美しいなと感じる建物の多くが明治時代に建てられているので、
最近は、明治時代の人物にも事件にも、
興味を持てるようになりました。 

鎖国の江戸時代から、急激に欧米化を目指した日本、
とってもエネルギッシュで、パワーに溢れていた人物が
たくさんいたのでしょうね。 

先日、假屋崎省吾さんも、美しい建築を見るのが好きで、
フランスのロワール渓谷へよくお城を見に行くとお話されていました。
多くの人たちの美意識から生み出された、美しい建築を見ると、
長い歴史が醸し出すさまざまなものを
感じ取ることが出来て、作品作りに役に立つそうです。

明治時代に財力を持った実業家、
そういった実業家から設計を依頼される建築家、
実業家と建築家が生み出した建物が時代に与える影響、 

そういう面から、苦手な明治時代を見るのも、面白く感じます。 

聖母女学院という学校名も、素敵で憧れます 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


伏見散策

2012年03月29日 | ★おでかけ & お食事(西日本)

 

 

 

城南宮を出て、以前も訪問した寺田屋近くまで来て、
伏見の酒蔵、黄桜へランチに寄りました。 

ランチのお店を特に考えずに出てきたので、
酒蔵の営業しているお店なら、美味しいだろう~と思って
入ったのですが・・・
こちらは、あまりに酷すぎました。。。
いつも、お食事したお店は、とっても美味しくて、気に入ったお店のみ、
UPするようにしているのですが・・・
接客ではなく、お料理そのものがあまりに酷い。。。
こちらは、どんなにお腹が空いていても、もう行かないと思います。 

そのまま、黄桜に車を停めて、少し近くをぶらぶらしました。 

中書島という駅の近くの通りで見かけた建物。
なんと温泉の建物。まだ現役でした。
中の温泉は、ローマ風呂みたいなのかしら?
それとも、富士山の絵が描かれているタイプかしら・・・?見てみたい 

 

こちらは、良く分からない赤レンガ造りの建物。 

ちょっと荒れていました。 

 

でも赤レンガの風合いが良いです。 もったいないです。

 

 



美建築へ続く~