今日は台風が3つも日本に近づいて来ていて、大変です。
各地で、避難準備勧告が出ています。
2階の窓から見ると、我が家の家の周りの道路も、
10cmくらい水が冠水しています。
我が家は、建てる時に、ハウスメーカーの監督さんが
川が近いから念の為にと、基礎部分を通常より10cmほど高くしてくれ、
庭の工事をした時も、排水しやすいように
ゆるやかに高低差をつけてくれたので、大丈夫ですが、
裏を流れる川が溢れなければいいけれど。。。
バレエのレッスンも休講になりましたので、
午後は家で自主練です♪
先週もお盆でお休みだったので、さすがに身体がなまっています。
さて、箱根湯本でお蕎麦を頂きに出かけたのは、
暁亭です
この暁亭は、明治時代軍人出身で内閣総理大臣となった
山縣有朋が貞子夫人のために設えた離れ家です。
国の登録有形文化財に指定されています。
1907年(M40)70歳となった山縣有朋は
小田原に別荘「古稀庵」を建てました。
その際に、東京日本橋にあった商家の離れを移築したのです。
早めに着きましたので、お庭を見学。
丁寧に管理されています。
ガラス窓も、画像では分かりにくいですが、
106年前の当時の、ゆらぎのあるガラス窓です。
ひっそりと、でも凛とした佇まいです。
暁亭は、昭和61年に壊されることが決まっていたそうですが、
所有者の好意で、箱根湯本ホテルが移築し保存していくことになったそうです。
入り口には、明るい黄色のお花
ひまわりの一種でしょうか。
仲居さんが、私たちに気がついて、早めに入れて下さいました。
「今日は、貸し切りですから、好きなお席を選んで下さい。
お食事の用意ができるまで、写真を自由に撮ってお待ち下さい~」
と、言っていただきました。
すっきりと、綺麗に磨かれています。
テーブルは、仲居さんがお薦めしてくださった、
お庭が綺麗に見える場所にしました。
室内に使われている、木材の黒さに、
外の緑が、眩しいほどに鮮やかです。
まず、お豆腐と湯葉が出てきました。
湯葉は、とっても濃厚 少しお醤油をつけると、甘みが広がります。
そして、お豆腐。雑味が無い、というのはこういう味の事だと思いました。
本当に、澄み切った味でした。
何もつけずに、美味しく頂きました
お食事のお供に、日本酒の小瓶を
これは、箱根のお酒ではなく、群馬の酒蔵で作られているものでしたが、
箱根神社に奉納されているもので、
他ではあまり購入出来ず、味も美味しくお薦めと言われました。
実際、とってもなめらかで、お料理の味を邪魔せず、
全部飲みきりました
夫は残念ながら運転があるので、ノンアルコールビールで、
お土産に、この日本酒を購入し持ち帰りました。
焼き味噌~♪お味噌は京都の白味噌だそうです。
日本酒に合います!
いよいよ、お蕎麦と天婦羅
お蕎麦が、何とも言えず美味しい! とにかく美味しい!
仲居さんに、美味しいです~と伝えると、
「そうですか~やはり」と。
こちらのお蕎麦は、あの、達磨・翁の親方の元に弟子入りし、
修行した職人さんが、今年の2月から、こちらにいらしているそうです。
達磨・翁の蕎麦と言えば、NHKで特集をしていた時に見てすごいと
印象に残っていました。
仲居さんは、勉強のために、達磨の親方のお蕎麦を頂きに
行ったことがあるそうですが、それはもう、とっても美味しいのだそうです!
機会があったら、是非頂いてみたい♪
デザートは、蕎麦の実のはいったケーキと抹茶しっとりしていて美味しい~!
食事中、終戦記念日の黙祷の時間がありました。
私達だけの静かな空間、杉の古材が多く使われ、
すっきりとテーブルと椅子だけが並ぶ、静謐な空間で、
1分間手を合わせていると、不思議なくらい
心の中のさざなみが引いていくように感じました。
また通り雨がざぁ~と降ってきたのですが、
激しい雨音も、なぜか心地よく聞こえました。
時々は、こういう何の音もしない、静かな空間に身を置いてみたいと思いました。
それから、仲居さんがすごく素敵なんです
なんと70歳なのだそうですが、お庭の手入れもされていて、
時々、富士屋ホテルのお庭を見に行っては、勉強し、
草木の手入れをしているそうです。
お話も、ものすごくゆったりと、丁寧で優しくて
ファンになりました。
また、行きたいな~