![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/6f/0a5068b72c9cf7bcd4cfbda1f761c1b6.jpg)
いきなり切り株さんの登場ですが、樹齢60年余りのクヌギさんです。
ただ今、ご近所さん宅に隣接する林では、伐採作業が進行中です。
早朝、K親方一座の作業前に、現場を拝見しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/00/a1e6334d0a7ac1b6adaa36e27a6b8cd8.jpg)
戦後、いろいろな変化があっても、樹木たちは成長を続けました。
しかしながら、この景色には、自然の成長力を負の遺産にしてしまうという、現代文明の影が映っています。
ご当主さんも、ついに、涙をのんで伐採を決断しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/c5/017dcc8ca1976adff111f26a6b8a23db.jpg)
これは、ニワトリさんに似ていますが、枝葉を集める建設機械のくちばしです。
この現場に関しては、文明の利器を使ったほうが、安全かつコストを節減できます。
負の遺産と、文明の利器が、この田舎の一角でも、不思議な共生を演じています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/19/b29dc273ea9bf2ee974100162a903652.jpg)
60余年を掛けて、樹は太くなりました。
クヌギさんというものは、樹皮がくっきりとたぎざぎざを刻みます。
秋口ごろに幹を見ると、このへこみの部分を縦方向に、成長を示す赤い筋を確認できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/8c/76d5fae080705ee2e3912f0a7d323751.jpg)
石油の動力のチェーンソーで、簡単に伐られます。
60年の歳月というものは、同じ年は一度も無く、毎年が変化の繰り返しでありました。
歳月に敬意を表して、ご奉仕することが大事です。
本来は収穫であるものが、現在では処分に。
伐った丸太は、適当な長さに切断して、森の外に運び出します。
幸い、笠間は陶芸家さんが多いですから、薪用に丸太のまま引き取って頂き、生かされるのは有難い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/0c/dca198b1a4f859ff919904e9d568f091.jpg)
クヌギさんの落ち葉の間に、チャノキさんが自生していました。
チャノキさんは、イザというときには、森が一番の頼りだよと、語りかけます。
便利なものがあてにならなくなれば、一帯の森は、一瞬にしてハゲ山になります。
それは、日本全国、すべての里山の記憶に、深く刻まれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/ee/d58e18035c55bb090d75a8416c43d779.jpg)
損傷しながらも、再生したクヌギさんの雄姿です。
傍らの道は、近くの方の生活道路です。
公共の道ですが、補修はすべて自前でされています。
昔は、道も用水路も、村総出で、自力で整備しました。
今は、何かにつけて税金と補助金で、お役所その他がかかわってきます。
都会の皆様方の血税の一部が田舎に回り、廃棄物や迷惑施設を受け持ったりと、ゆがみつつの共存。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ae/4d6e22c6dc5bb0eb755de4103a669803.jpg)
伐られたクヌギさんが落ち葉を残して言いました。
すべては土に還る、土の心は天の心、土の心とともにあるべし。
これからは、都会も田舎も、同じ土から生まれる天下の安心を、ともに生み、育てる時代です。
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戦後、いろいろな変化があっても、樹木たちは成長を続けました。
しかしながら、この景色には、自然の成長力を負の遺産にしてしまうという、現代文明の影が映っています。
ご当主さんも、ついに、涙をのんで伐採を決断しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/c5/017dcc8ca1976adff111f26a6b8a23db.jpg)
これは、ニワトリさんに似ていますが、枝葉を集める建設機械のくちばしです。
この現場に関しては、文明の利器を使ったほうが、安全かつコストを節減できます。
負の遺産と、文明の利器が、この田舎の一角でも、不思議な共生を演じています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/19/b29dc273ea9bf2ee974100162a903652.jpg)
60余年を掛けて、樹は太くなりました。
クヌギさんというものは、樹皮がくっきりとたぎざぎざを刻みます。
秋口ごろに幹を見ると、このへこみの部分を縦方向に、成長を示す赤い筋を確認できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/8c/76d5fae080705ee2e3912f0a7d323751.jpg)
石油の動力のチェーンソーで、簡単に伐られます。
60年の歳月というものは、同じ年は一度も無く、毎年が変化の繰り返しでありました。
歳月に敬意を表して、ご奉仕することが大事です。
本来は収穫であるものが、現在では処分に。
伐った丸太は、適当な長さに切断して、森の外に運び出します。
幸い、笠間は陶芸家さんが多いですから、薪用に丸太のまま引き取って頂き、生かされるのは有難い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/0c/dca198b1a4f859ff919904e9d568f091.jpg)
クヌギさんの落ち葉の間に、チャノキさんが自生していました。
チャノキさんは、イザというときには、森が一番の頼りだよと、語りかけます。
便利なものがあてにならなくなれば、一帯の森は、一瞬にしてハゲ山になります。
それは、日本全国、すべての里山の記憶に、深く刻まれています。
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損傷しながらも、再生したクヌギさんの雄姿です。
傍らの道は、近くの方の生活道路です。
公共の道ですが、補修はすべて自前でされています。
昔は、道も用水路も、村総出で、自力で整備しました。
今は、何かにつけて税金と補助金で、お役所その他がかかわってきます。
都会の皆様方の血税の一部が田舎に回り、廃棄物や迷惑施設を受け持ったりと、ゆがみつつの共存。
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伐られたクヌギさんが落ち葉を残して言いました。
すべては土に還る、土の心は天の心、土の心とともにあるべし。
これからは、都会も田舎も、同じ土から生まれる天下の安心を、ともに生み、育てる時代です。
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