ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

山のあなたの空の下に少年

2012-01-30 06:43:15 | 里山に捧ぐ
 吾国山(わがくにさん)を仰いでおります。
このほど、仕事で、茨城県石岡市の八郷地区(平成の合併前は新治郡八郷町)に伺いました。
同じ山でも、いつも仰いでいる笠間側とは、だいぶお顔の印象が変わりますね。



雪の後でしたが、住宅と畑を区切る土留めの壁の南側は、日なたの楽園です。
自生のアブラナさんの緑が、こんもりと。

八郷には母親の里もありました。
幼少の時分からご縁がありますが、冬場は暖かい土地です。
笠間から山一つ越えるだけで、上着を一枚脱ぐとも言われておりました。
民家の庭先のミカンが、暖かさを物語っていました。



壁のコーナーを曲がると、日の当たらないところに残雪。
ちょっとここは寒い。
上着を一枚重ねる笠間を、少しだけ思い出します。



それでもなお、雪の下から、カラスノエンドウさんが、少しづつ動き出しています。
ここで、背中に視線を感じる青葉です。
背中さんが、どういうわけか、チクチクしてきましたよ。



八郷地区のチクチクのヌシは、オナモミさんの実でした。
実の表面のとげとげで、動物さんにくっついて種を広げる作戦を持続しています。
野武士の風貌もあり。

現場のほうは、お陰さまで順調に仕事が進みました。
下校途中の小学生男子が一人立ち止まりました。
食い入るように、青葉の仕事を見つめていました。

通学路の風景が、刻々と変わる様子を見つめる、透明な少年のなまなざし。
この一瞬は、少年の記憶に、終生残るかもしれない。
日が当たろうとも当たらずとも、少年の心に恥じない仕事をしているか。
少年は、いつの世も、静かに大人に問うております。



難台山(なんだいさん)も、南から仰いでいます。
山頂に自生する、スズランさんの白い花を思いました。
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