田の草取って梅雨入りでした

　クリの木さんの雄花が、田んぼさんの脇で咲き始めました。
どんよりとした空の下でこの花が香れば、茨城笠間は梅雨入りです。



今朝の田んぼさんです。
お陰さまで、なんとか育っています。
今年は低温が続き、田植え後もいまひとつの成長でした。



先週の金曜日に、田の草取りをしました。
近頃は、こちら、アルミ製の草取り機で作業の負担が軽くなりました。
昔の鉄製は一条用でしたが、軽量素材ですから、倍の二条用です。
一反（約300坪）の田んぼなら、２時間で作業は終了です。



除草剤を使用しませんから、ウキクサさんも元気です。
この日は好天で高温でした。
こんな日が、作業には望ましいものです。
稲さんの根っこを活発にするために、高めの水温を確保する必要があります。



作業機の後方です。
画面左側から、二条づつ往復して仕上げます。

作業を終えた部分は、水が濁ります。
作業は浅めの水深がベストですから、前日から水量を調達します。



カエルさんと、アイコンタクトです。
お控えなすって。



お気に召して頂けなかったようで。



こんなふうに。
作業機もろとも、押し戻されることもあります。
稲さん生き物さんのご機嫌を伺いながらの作業ですが、素朴な喜びがあります。



名残のカキツバタさんの葉陰で、クモさんが狩りに成功したようです。
足元で沢水が響き、遠くからは、野鳥さんたちの声が休みなく。
そして、もちろん、カエルさんたちも。

全てを生かす天と地の心。
推し量りながら、感謝の心で実る稲穂を目指して参ります。
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