ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

巨樹を見上げる街角の思い

2012-02-13 06:23:15 | 里山の言の葉
 大人が二人で抱えるほどの、太い幹が仲良く二本。
笠間のお隣の石岡市、ある街角の大ケヤキさんの夕景です。
この冬、落葉が遅れておりましたが、寒波が続き、時節本来の姿になりました。



お屋敷の裏手にあった倉庫が、大震災で被災し、やむなく取り壊されました。
その跡地に、コンビニさんが出店されたのは、ひとつの時流ですね。
それでも、ケヤキを残そうとするお祭の街、石岡の心意気が伝わります。



こちらも、青葉ゆかりの巨樹、水戸市のあるお宅のアカマツさんです。
樹齢重ねて150年の保存樹は、小さな毎日の積み重ねがあってこその威容です。
太い幹が成り立っているのは、生きる栄養を生み出す根と葉のお陰。

太い幹は、根と葉の先端の働きが、いかに大切であるかを熟知しています。
その知恵があるからこそ、巨樹には謙虚な威厳が宿り、人々が思いを寄せます。
これが、巨樹の知恵、徳というものでしょう。

人間さんの世の中でも、巨樹風の組織や団体さんを、時々拝見します。
その、太い太い幹の中身、肝心のお知恵と人徳の状態が、フト、気になりました。



お庭のスギゴケさんに、早春の雨が届きました。
カエデさんの名残の枯葉が一枚。



雲は行き、風を呼び、枯葉さんは去りました。
スギゴケさんは、風に乾き、葉を縮めます。
空気に併せて、一枚一枚の葉を、こまめに調節して生き抜くという、小さき者の生存の知恵。

人間さんも、コケさんや、巨樹さんのように。
生命誕生の初心を忘れること無く、生きる知恵を発揮したいものです。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
石岡 (Roman)
2012-02-14 06:40:22
初めてお便りします。石岡に住んでいます。
kurokenさんのリンクからきました。
素敵なブログに感謝です。
石岡の紹介ありがとうございます。
赤レンガ塀がなくなりコンビニができて時代の流れを感じていますが、残された巨樹をこのように見ておられる人がいたのは嬉しいです。
リンクさせていただいてもよろしいでしょうか。
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お便りありがとうございます (青葉)
2012-02-14 18:10:25
Romanさま

ありがとうございます。
リンクはまことに有難いことですので、宜しくお願い致します。

石岡は面白いですね。
面白い方々も、いろいろいらっしゃいますので、とても勉強になります。
国分寺あの街と、あのお祭は、常陸の国の国府という、長く尊い歴史あってこそですね。
ケヤキさんの根っこのように、街の隅々まで、歴史の息吹を感じます。
Romanさまのブログで、また勉強させて頂きます。
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