ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

栗を頂けば縄文時代の心です

2012-09-24 06:13:19 | 美味しい里山のお話
 昨日は、栗農家さんに伺いました。
雨の中、朝いちで拾い、昼前には、選別作業たけなわ。



この時期に収穫の品種は、「丹沢」。
自然な甘みに加えて、いかにも栗さんという、お姿と色艶の見栄えが魅力。



手早い選別作業です。
この手早さは、縄文時代から持続する、日本の不思議です。
断絶することなく、なぜか持続してしまうという、この島の不思議。
 
 あの時代の方々は、栗さんを好んでお召し上がりでした。
イガの中のオニカワの中の、シブカワの中の、甘い甘い夢のお味。
栗といっても多分、もっと小さい果実のシバグリさんの時代。



イガの内側、堅くて渋い皮の中の意外な甘みを、人々はなんと思いましたか。
木材として、じつに腐りにくい性質とあわせて、栗の木さんに、きっと何か感じたはず。

そんな遠い縄文時代は、平和な世であったようです。
女性もしっかり、お洒落をしていました。
お洒落をするだけの、心の余裕があったらしい。



今のところは、この里も、安全が何とか保たれています。
関係者は皆、正直ですから、軒下に置いておけば、勝手に安全に集荷されます。

そして、肝心のお会計も。
勝手に安全に振り込まれるという、世にもまれな国。
世にもまれな、安全な国でしたが、普通の国になりそうな、近頃の情勢。
お彼岸のご先祖様は、いかが思われますか。



見事な手さばきの、剥き栗さんです。
身の回りの産物を、手間暇かけて、無駄なく器用に生かす。

あれこれ工夫を重ねて、よく働き、よくしゃべり、よく笑う。
そんな素敵で平和な生き方を、未来につなげるためには。
心の手わざを拝見して、思いめぐらす里の秋でございます。
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