黄色いお花さんとの対話です

　スイカズラさんが咲いて、甘い香りを放っています。



蜜も甘く、香りも甘いです。
咲き始めは白く、時間が経つと黄色に。
その有様から、金銀花の美名を頂戴しています。

特筆すべきは、金銀花による花のお酒。
薬効その他の解説は、こちらのページが親切です。



里山界隈には、どこにでも、拙宅周辺にもたくさんあります。
こちらは、５日前の撮影。
銀一色の時でしたが、少しの間に、次々に金に変容します。



緑色のめしべが突出して、ひょうきんな相。
にらめっこ、強そうですね。
無芸大食の青葉の数少ない芸のひとつに、にらめっこがあります。
が、この人とやったら、たぶん負けます。



現場付近でも、よく見かけます。
塀を覆う夏ツタさんのその上に乗り上げて進みます。
国内ではほどほどですが、北米では強力な侵略雑草と化しています。



先日の記事の、オオキンケイギクさんのように。
市の回覧で回りましたが、写真がないのでわかりにくかったとか。
日曜の地域の草刈で、現物を見て頂き、ご理解頂きました。



ものにはついで、もうひとつ、見覚えのある黄色。
水辺のキショウブさんも、実は、ワースト100の一つなのです。



サクラタデさんの楽園にも進入してきました。
近々、撤去が必要です。



もともとは、人間さんの都合でしぶしぶやってきたかも知れず。
一時は寵愛され、その後叩かれる運命は、不憫でもあり。



何事も、手間を惜しんで面倒臭がる生き方が、禍根となります。
臭がると、草刈ると。
同じように聞こえる言葉ですが、意味は対極、結果は雲泥。



そんな思いで黄色さんを撮っていたらば、遠足の黄色い帽子さんたちが。
さてさて、未来の希望の黄帽さんたちに、ふさわしい教育とは。

アタマの理屈だけでなく、背中で伝える何かがあるはず。
あまーい金銀香の草むらで、甘い考え改める里の朝でございます。
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