ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

風雨を頂き落果の路上です

2011-09-02 06:52:05 | 里山を歩く
 雨音が響く笠間の里であります。
昨夜も強い降りがあったようです。
台風の影響もあり、今朝はしっかり周りを観察してみました。

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 昨日の茨城・笠間は、蒸し暑い一日のあと、夜は本降りとなりました。
台風近づいている時に特有の雨と感じました。
大粒の強い降りが不意に襲ってきます。

朝一で田んぼのあたりを巡ると、稲が少し倒れかかっています。
里山へ至る農道にも、雨に叩かれて落葉落果がそこかしこに。
写真の丸い果実は、ヤマボウシさんの実です。

 この季節になりますと、柿の実さんも栗の実さんも、少しづつ落ちかかっています。
雨風に叩かれる前から、いろいろな事情で落ちるものです。
このヤマボウシさんも、台風が来る前から、一部の実を落としていました。

未熟なうちに落ちてしまうというのも、自然の姿と感じます。
樹木の側に十分な力が無いという事情もあるでしょう。
虫や、あるいはもっと小さい菌類などが局部的に何らかのアクションをしている場合もあります。
雨や風という目に見える力以外の事情にも、思いを馳せたいものです。

 それはともかくとしまして、落ちている実を見ると、可愛そうに思うというのが人情ですね。
特に、その実が何者かに踏み潰されていたりすると、その思いはさらに強く。
たとえば、下の写真のクリの実さんなどは、痛々しいほどで。
もう少しで完熟のお祝いができるところでしたのに・・・。

おや、よく見れば、小さい誰さんかが果肉の中で動いています。
アリさんが栗の実の真ん中から仲間を呼んでいるようです。
ただ落ちただけでは、皮が硬くて手が出ませんでした。
運良く、どなたかが踏んづけたお陰で、実の中身がお出ましになりました。
お陰さまで、仲間何百人分の大漁となった模様です。

 それにつけても、人間さんとは忙しいものです。
足元の栗の実を避けてなんていられないほどに。
用事があること自体は有難いことです。
しかしながら、心を亡くすと書くような、忙の字の心境だけは、何とか昇華していきたいものです。
特に、このような台風の時などは、冷静に判断行動すること大事です。

この栗の実の割れは、今の時代のことですから、多分馬とか、下駄履きの旦那の仕業ではありません。
農道を大急ぎで通られる車さんから、アリさんへの置き土産です。
寅さん以外の車さんというものは、しばしばアリさんの仲間を踏みつけます。
したがいまして、この位のご奉仕は当然の範囲内と感じます。

 里山界隈も風雨の音強まりあわただしいですが、落ち着いて動きたいものです。
ふと見ると、下の画像、石垣をやさしく覆ってネコハギさんが白い花を咲かせております。
台風接近、皆様どうぞお大事にお過ごしください。





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1 コメント

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緊急のご連絡です! (青葉より皆様へ)
2011-09-03 06:03:47
皆様、ご訪問ありがとうございます。
今朝はコメント欄にて失礼いたします。パソコン不具合によりまして、ただいま携帯画面で書いております。
不具合の原因は、デジカメです。昨日、誤作動でビデオが映ってしまったようで、画像取り組みの際に、パソコンのシステム全体がまるごと脱輪しました。
復旧にはしばらく時間を要するかもしれません。記事更新もしばらくおあずけになる可能性があります。復旧次第アップいたしますか、これも、私の不徳の致すところであります。
しっかり反省しまして、再開に備えたいと思います。
では、台風と季節の変わり目、皆様どうか安全にお過ごし下さい。
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