風薫る朝の檻の中で

　檻の中に、一頭。



今月、二頭目の捕獲。
場所は飯田城址の下、東沢エリア。



人家と交錯するところですので、彼らの最前線ではありますが。
今回も、若い一頭でしたが、人懐こい性格か。



さかんに、こっちを見ておりますが。
警戒を忘れた動きで、イノシシというよりも、どこかイヌシシの如し。
さらに、犬は犬でも、番犬には向かないタイプと思われます。



なんとなれば、犬さん顔負けの尻尾振りです。
ちょっとやそっとではなくて、しきりに左右に振りまくっており。



こんな感じで。
動画だと、もっとはっきりとわかるところですが。
これを見たら、仕留めるのはどうも、という方は多いでしょうね。



それでも、お役目ゆえに、遂行せねばなりません。
やはり、田んぼと畔が守られてこそ瑞穂の国なのです。
緩衝地帯の里山エリアの埋没によります、現在の衝突の事態はやむなきところ。



猟期には、竹林にも、くくり罠を仕込んでいる現状。
しばらくは妥協許さぬ現状でありますこと、ご理解下さい。
現場というものは常に生々しいと感じつつ、なぜかふと、北東アジア海上の近況なども思いつつ。



防護柵越しに振り返り、今後の自衛策の大切を思います。
我が国の瑞穂の未来を思えばこそ、市内各地区でも、さまざまな動きが見られるようです。
（続く）
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