林檎の唄 ~ アップルビデオ高津店オフィシャルブログ

アコースティック・バンド「アップルビデオ高津店」
火曜に店長、木曜にVROOOM、土曜につぁんが投稿します。

戦前ブルーズだとぉ!!

2015年03月25日 10時03分32秒 | つぁん


教則本をダブり買いしてから、まじめにまじめに音楽に取り組むようになったおいらです(笑)


その教則本の中でオススメされているCDを、何枚か手に入れていくうちに、なんだか、いろいろ心境が変化しております!

これまでは「シカゴ・ブルーズ」を中心に聞いていたのだが、「戦前ブルーズ」の良さにハマリまくっておるのですわ。

これまでは「ロバート・ジョンソン」くらいしか、戦前のブルーズを聞いてこなかったっす。

そもそも、ギター1本の弾き語りだし、音質は当然のように悪いし、それほど、入り込めなかったわけですね。

ところが、これがまた、聞き出すと止まらない・・・
ノイズの中から立ち上がる、すさまじい情念に、打ちのめされるわけです(笑)
音楽が「生もの」なんですよ。
ぜんぜん、作りこんだ感じがしない、「生もの」

というわけで、

チャーリー・パットン

ブラインド・ウィリー・マクテル

レッド・ベリー


なんかを、むさぼるように聞いておりやす・・・


そして、久しぶりに脳みそ殴られるように、響いたのが、



ブラインド・ウィリー・ジョンソン!!


すさまじいスライドギターと、ダミ声・・・


「彼が7歳くらいのときに、
母親が、自分の浮気を見られないようにするために、
彼の眼に酸をかけて盲目にした・・・」



とか、


「スライド・バーとして使っているのは、ナイフだ・・・」


とか、


「極貧で、水に濡れた床に寝て、風邪をひき、それでも街頭で歌い続けて、肺炎になって死んだ・・・」


などという、すさまじい逸話ばかりの人・・・
初めてその音楽を聞いた瞬間に、身ぶるいしたっすよ・・・


音楽は情念



ですな。
おいらたちは、路上演奏に懸けているわけだから、この気持ちを忘れてはいかんな!

というわけで、レッド・ツェッペリンがカバーしたという、ブラインド・ウィリー・ジョンソンの曲を置いておきやす!



Nobody's Fault But Mine - Blind Willie Johnson