教則本をダブり買いしてから、まじめにまじめに音楽に取り組むようになったおいらです(笑)
その教則本の中でオススメされているCDを、何枚か手に入れていくうちに、なんだか、いろいろ心境が変化しております!
これまでは「シカゴ・ブルーズ」を中心に聞いていたのだが、「戦前ブルーズ」の良さにハマリまくっておるのですわ。
これまでは「ロバート・ジョンソン」くらいしか、戦前のブルーズを聞いてこなかったっす。
そもそも、ギター1本の弾き語りだし、音質は当然のように悪いし、それほど、入り込めなかったわけですね。
ところが、これがまた、聞き出すと止まらない・・・
ノイズの中から立ち上がる、すさまじい情念に、打ちのめされるわけです(笑)
音楽が「生もの」なんですよ。
ぜんぜん、作りこんだ感じがしない、「生もの」
というわけで、
チャーリー・パットン
ブラインド・ウィリー・マクテル
レッド・ベリー
なんかを、むさぼるように聞いておりやす・・・
そして、久しぶりに脳みそ殴られるように、響いたのが、
ブラインド・ウィリー・ジョンソン!!
すさまじいスライドギターと、ダミ声・・・
「彼が7歳くらいのときに、
母親が、自分の浮気を見られないようにするために、
彼の眼に酸をかけて盲目にした・・・」
とか、
「スライド・バーとして使っているのは、ナイフだ・・・」
とか、
「極貧で、水に濡れた床に寝て、風邪をひき、それでも街頭で歌い続けて、肺炎になって死んだ・・・」
などという、すさまじい逸話ばかりの人・・・
初めてその音楽を聞いた瞬間に、身ぶるいしたっすよ・・・
音楽は情念
ですな。
おいらたちは、路上演奏に懸けているわけだから、この気持ちを忘れてはいかんな!
というわけで、レッド・ツェッペリンがカバーしたという、ブラインド・ウィリー・ジョンソンの曲を置いておきやす!
Nobody's Fault But Mine - Blind Willie Johnson