![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/34/f147e112879a761b898a80c14e37e593.jpg)
こんばんわ。
アップルビデオ高津店 ものぐさメカニック・ブルームです。
前回のつづき。
フォークブーツ交換・後編。
フロント周りをバラすのが面倒だったので
少し大きめのフォークブーツを縦にカットして
フォークに巻きつけて接着する方法で装着してみたものの、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/12/daca638b9ba92e98703de5c572a57bdf.jpg)
なんか太いな…(まぁ、当然だわな)
ってことで、やはり面倒がってはいかんな。
普通にバラして細いのに履き替えることにします。
ブーツの履き替えはサベージのφ38㎜フォークよりもやや細い
昔のハーレー用として売ってるφ35㎜のものを使います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/a1/9388242683dad7b00b05a94c03fa3adc.jpg)
案外知らない方も多いと思いますが、古いハーレーって割とコンパクトなのよ。
俺はそんな古いハーレーが好きなのですが、
現行ハーレーや国産大型アメリカンのやたらとデカい車格が好きになれない。
故に古いバイクに乗るのです。
では作業開始。
バイク用ジャッキ、久々の登場です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/56/c0bf4390f25e23e8195fcf74d838bed4.jpg)
サベはフレームやエンジン、マフラーがシンプルな形状なので
アンダーチューブ前寄りに置けば前輪、後ろ寄りに置けば後輪が素直に持ち上がります。
ってことは、うまく重心を捕まえれば両輪同時に持ち上げもできそうです。
そんな機会ないだろうけど。
作業手順として、フェンダー・ブレーキキャリパー・前輪・フォークの順に取り外します。
トルクレンチは持ってるけど規定トルクが分かんないので
とりあえずガンダムマーカーで印をつけておきます。
ガンダムマーカー、水性で隠ぺい力があるのでオススメです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/18/2aaa8d29ca2f1629f7ee1295ce2f5389.jpg)
グレーじゃなくて赤とか青とかにすべきだった。写真で分かりにくい。
まずはフェンダーとキャリパーを外す。
キャリパーはシフトペダルのとこに置いておく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/7e/42397f6260f0284b5e71cd108500142c.jpg)
次に前輪を外す。ネジ2本外すだけの簡単なお仕事。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/91/4f5df51328ec69949a1ae055f66f0d76.jpg)
前輪はどっか安全な場所に避難。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/b0/9359f336301d14797a6aa1bf239c14da.jpg)
それにしても小さくて頼りないブレーキディスクよのぅ…。
いまどき穴どころかスリットすらないディスクなんて見たことねぇよ!
25年前に乗ってたヤマハ・ビラーゴ400がバイク人生初のディスクブレーキ車なんだけど
穴じゃなくってスリットだったってことは良く覚えている…。
そしてフォークを外す。
古いスズキ車だけの構造なのか分かりませんが
トップブリッジ側はフォークキャップで固定されております。
このキャップを回すのが困難なのでフォークを外すのを忌避していたのですが、
キャップ側を押さえながらインナーチューブを捻ると意外と楽だと判明。とくに再装着時。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/2f/6beb07744046a06c712fdd3dad5fc5f9.jpg)
新しいブーツを履かせ、古いのと比較。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/bf/767eae127f7078f44df1ef709eb7d615.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/ed/ecf71f8f5c6a00ff167954f1d0bab4f2.jpg)
うむ、いい細さだ!
長さもぴったりで、蛇腹のくびれ内径も余裕があるので動作に支障はなさそう。
ボトム側は空気抜き通路のため少し凸凹してるけどタイラップなしで固定できている。
思ってた以上にジャストなサイズであった。
最後にバラすのと逆の手順で組み上げて完成。
ビフォー
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アフター
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実際やってみると短時間で終わる簡単な作業でした。
最初っから面倒くさがらないで、ちゃんとやっておけばよかったですね。
ジャッキを準備したついでに、後輪を持ち上げて
鳴きの気になってたドライブベルト側面にシリコンオイルを塗布したり
回しながらホイールの汚れを拭き取ったりと、
それなりにメンテっぽいことも出来たのでよかったです。
おしまい。