日暮里から西日暮里に向かう道です。正岡子規葬送の道です。なので時々通ります。遮断機が降りました。電車を待ちます。目の前の踏み切りではなく、高架上に京成本線が表れました。
踏み切りの向こうでは、お婆さんが買い物用のキャリーケースを押して、私より早くから待っています。
曇り空の下です。
常磐線の電車がやって来ました。
通り過ぎる電車を見送ります。
東京の電車はみんな長いです。
やっと通り過ぎて遮断機が上がります。するとすぐに反対側の電車が来るようで、遮断機が降ります。慌てて渡りましたが、正面にはお婆さんが居て通れません。降りて来る遮断機を潜って右側の車道へ回り込みました。お婆さんは一二歩歩んだだけで止まりました。電車の通過が頻繁で、年寄りの足が追いつけません。
1時間に1本しか電車が無くて車に乗らないと暮らせない過疎地と、頻繁に電車がやって来て老人が渡れない東京の踏み切りと、どちらもどちらで、将来私にも暮らし辛い社会です。