荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

上川口屋のお婆ちゃんは行くかな?お岩さんの墓

2023年04月11日 | 散文

都電新庚申塚早稲田方面行きのホーム脇の路地です。上川口屋のお婆ちゃんはこの路地を横断して銭湯ニュー椿湯へ通っています。もう殆ど民家になった「お岩通り商店会」です。

 

商店会から路地に入ると、すぐに都電の踏み切りが在ります。新庚申塚停留場から2つ目の踏み切りです。

 

電車が通り過ぎました。正面にお寺が見えます。

 

「お岩通り商店会」の外れです。古い石柱が有ります。

 

「明治42年 四谷より移転  お岩様の寺 長徳山妙行寺」と読めます。

 

隣にも石碑が有ります。「浅野内匠頭の夫人二人、浅野大学(内匠頭弟)夫人及び浅野家歴世の墳墓数基あり」との記載があります。ここの夫人は、全て側室だと思います。正室は浅野家の菩提寺、品川の泉岳寺に葬られています。

 

門を入った所にも「四谷怪談お岩様の墓」の石碑が有ります。

 

墓地の奥の鳥居の先に有ります。

 

由緒書です。左下に地図が有ります。

 

浅野家の墓所です。

 

浅野家の裏に、左右にお墓が並んだ墓所が有ります。

 

正面に有るのがお岩様の墓です。いつも綺麗に祀られています。

 

由緒書に書かれていたように、塔婆を捧げて熱心にお祈りする人が後を断たないのだと思います。商店会名になってる程だもの。

 

左に白く、お岩さんの嫁ぎ先田宮家の説明が記されています。「代々霊位を埋葬する」旨の誓いです。田宮家10代妻の説明です。右下にも「田宮」の文字が見えます。お岩さんは大切にされています。

上川口屋のお婆ちゃんは、入浴のついでに、日本一古い駄菓子屋の永続を願ってお参りしているのでしょうか?

四谷と新川に在るお岩神社とここ妙行寺の纏め記事はこちらこちらをご覧下さい。


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