都電新庚申塚早稲田方面行きのホーム脇の路地です。上川口屋のお婆ちゃんはこの路地を横断して銭湯ニュー椿湯へ通っています。もう殆ど民家になった「お岩通り商店会」です。
商店会から路地に入ると、すぐに都電の踏み切りが在ります。新庚申塚停留場から2つ目の踏み切りです。
電車が通り過ぎました。正面にお寺が見えます。
「お岩通り商店会」の外れです。古い石柱が有ります。
「明治42年 四谷より移転 お岩様の寺 長徳山妙行寺」と読めます。
隣にも石碑が有ります。「浅野内匠頭の夫人二人、浅野大学(内匠頭弟)夫人及び浅野家歴世の墳墓数基あり」との記載があります。ここの夫人は、全て側室だと思います。正室は浅野家の菩提寺、品川の泉岳寺に葬られています。
門を入った所にも「四谷怪談お岩様の墓」の石碑が有ります。
墓地の奥の鳥居の先に有ります。
由緒書です。左下に地図が有ります。
浅野家の墓所です。
浅野家の裏に、左右にお墓が並んだ墓所が有ります。
正面に有るのがお岩様の墓です。いつも綺麗に祀られています。
由緒書に書かれていたように、塔婆を捧げて熱心にお祈りする人が後を断たないのだと思います。商店会名になってる程だもの。
左に白く、お岩さんの嫁ぎ先田宮家の説明が記されています。「代々霊位を埋葬する」旨の誓いです。田宮家10代妻の説明です。右下にも「田宮」の文字が見えます。お岩さんは大切にされています。
上川口屋のお婆ちゃんは、入浴のついでに、日本一古い駄菓子屋の永続を願ってお参りしているのでしょうか?