
写真1 「寿曽我対面工藤館之場」を演じる小鹿野町立三田川中学校2年生。以下同じ

写真2 高座に着く工藤、大磯の郭から祝いに来た傾城2人

写真3 工藤を父の仇と狙う曽我十郎と五郎、血気にはやる弟五郎。

写真4 血気にはやる弟五郎、落ち着く兄十郎

写真5 役者、裏方さんなど総勢27名、全員で挨拶。お疲れさま。歌舞伎を継いでください。

農村歌舞伎のまちとして全国に名を馳せる「花と歌舞伎と名水のまち おがの」。
埼玉県秩父地域、山間にあり、わらじトンカツも有名。
子供から大人まで、老若男女が歌舞伎を演じ、鑑賞する。
その一つ「歌舞伎・芸能祭」が2012年11月17日、18日の両日に小鹿野文化センターで開催された。演目に子供や中学生の歌舞伎、太鼓があり、伝統行事・芸能の伝承・継承に関心をもつ筆者は18日に足を運んだ。
写真の「寿曽我対面工藤館之場」を演じたのは小鹿野町立三田川中学校の2年生全員27名。校長先生の開演前挨拶によると、総生徒数46人の中学校、2年生が週2回、総合学習の時間に小鹿野歌舞伎保存会の指導をうけ、今日の舞台に立つ。
なるほど、総合学習の時間に、中学校と地域が一体となり歌舞伎を伝承し継承する体制があるのを、あらためて知る。
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年11月18日 撮影地:埼玉県秩父市小鹿野町