おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに なさってんですか182 黒茶色の耕耘畑で作業の夫妻

2015年09月25日 00時00分00秒 | 農業

バッタ 2014/09/28 下野市


写真1 夫は何かを抱えて歩く。現場に着き伺うと、ソルゴーの播種


川魚 2014/09/28 下野市


写真2 播いたソルゴーの種をロータリー耕耘機(耕耘刃が回転する。)付きトラクターで覆土

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 タマネギ共同播種の朝(弊ブログ2015年09月19日
 百m前方の無作付け・耕耘畑にご夫妻、初見(写真1)
 現場に着き、なに、なさってんですか、次のよう
   お名前はTさん、1940年生まれ75歳
   ソルゴーの種を播いている
   抱える農具は小型ハンドルを回す手動播種器
   
   堆肥の他にセンボンカを入れると良い、病害虫に強い
   センボンカとは、禾編の作物、イネ科・稲科の作物
   ソルゴーはイネ科、肥しとしてウナイコム・すき込む
 
   昔は輪作していた
   陸稲をつくり、後作にホウレンソウをつくった
   陸稲をつくれば畑がきれいになった
   今、野菜ばっかりつくる農家が多い
  
   Tさんは陸稲に替わりソルゴーをつくり
   ホウレンソウに替わりネギをつくる

   Tさんは東京オリンピック前、首都高速道路造りに日雇い出稼ぎ、農作業の合間に(注1
   日給は960円、当地では320円、3倍の賃金
   帰り道、小金井駅下車後、100円でおでんと焼酎2杯、美味かった
  
 注1 当地をはじめ宇都宮沿線の農村部には東京オリンピック前後、東京への日雇い出稼ぎ男性が多い(弊ブログ2015年04月21日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年09月13日 撮影地:栃木県下野市
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曼珠沙華と電車

2015年09月24日 00時00分00秒 | 景観








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 秋の彼岸
 此岸の際に曼珠沙華
 墓参の人も乗る電車
 煩悩捨て難い我も乗る電車
 暫しの幾ばくかの悟りを求める人も乗る電車

 注1 写真の曼珠沙華は同一株
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年09月22日 撮影地:栃木県足利市・東武伊勢崎線縣駅近く



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身近にみる関東・東北豪雨の跡 畑土壌流出

2015年09月23日 00時00分00秒 | 農業

写真1 水は重力に逆らわず高きから低きへ流れる。平成27年9月関東・東北豪雨の跡が残る(写真2・写真3も同じ)。2015/09/13


写真2 行き場のない雨水が低い畦際に溜まっている。2015/09/13


写真3 トラクターの轍に沿い、畝間に沿い雨水は流れた。茶色と緑・黄の間に農業排水路がある。2015/09/13


写真4 トラクターは高きから低きへ走る。土壌流出前の畑・写真1。①から見撮したのが写真1。2015/08/24

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 平成27年9月関東・東北豪雨による土壌流出を里みち・農道歩き定路で見撮(写真1~写真3)
 雨水は畦の間を流れている
 畑によっては、畝間から集まった水が一つの大きな流れとなった
 多くの支流が大河となったよう(写真1)
 
 かつて、土地改良・圃場整備の前、畦の多くは同じ高さの所を走っていた
 鍬や牛馬を使う等高線耕作がなされていたと語られる

 今は違う
 トラクターの操作や走り易さを優先
 畝は高きから低きへ、等高線と直角につくられる

 さらに、かつて8月や9月の畑はユウガオや陸稲で覆われていた
 今、陸稲はほとんどなく(注1)、ユウガオ・干瓢つくり農家は激減、裸地が多い
 そのため、雨水は遮るものなく、土壌を浸食して流れる

 畑から流れ出る水を使える田んぼの収量はよいとの話もある
 上の二つの農業変化ゆえ、雨水による浸食・流出が多いのは当然と語られる
 とにかく、農業変化の上に豪雨が重なり、写真のような土壌流失が起こった

 蔑にできない自然がある

 注1 弊ブログ2015年09月11日
 引用・参考文献等:弊ブログ2014年11月17日12月21日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:栃木県下野市

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ミヤマアカネ 広瀬川の水面や縁を飛ぶ

2015年09月22日 00時00分00秒 | 昆虫

写真1 ミヤマアカネ(♂) 広瀬川(前橋市)の水面や縁を飛び、石垣にとまる。写真1~写真3は同一個体


写真2 飛んでは休み、休んでは飛びを繰り返す。飽きもせずと言いたくなる。縄張り哨戒のため? 


写真3 全身はほぼ赤、翅の先端部に茶色の帯とサーモンピンクの縁紋、美しい

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 9月中旬「広瀬川詩の道」を歩く(注1)
 水量多く、流れ急の広瀬川
 平成27年9月関東・東北豪雨の影響もあろう
 赤のトンボ、川面や縁を飛び、石垣に止り、しばし休み、飛び発つ
 この繰り返し
 その名はミヤマアカネ、赤、茶、サーモンピンク、美しい

 注1 群馬歴史民俗研究会第104回例会出席の前。10数年ぶりの出席
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年09月20日 撮影地:前橋市千代田町

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身近にみる関東・東北豪雨の跡 イチゴ畝の崩れ

2015年09月21日 00時00分00秒 | 農業

写真1 イチゴ定植畝の間に水が溜まり、畝斜面の一部は崩壊


写真2 畝間の水がひいても畝斜面の崩壊・滑落は残る


写真3 畝斜面の崩壊・滑落を修復する男性

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 2015年9月9日~11日に発生の平成27年9月関東・東北豪雨
 10日、栃木県も記録的豪雨、イチゴも被害
 具体的には定植したイチゴが水を被った
 下野、小山、上都賀の3農協管内では42万7千余本の苗不足(注1)

 被害は定植畝斜面の崩壊や滑落もある(写真1~写真3)
 水田跡温室の畝間に雨水や水路溢水が溜まり、畝斜面の一部は崩壊・滑落
 人力で修復する姿がある(写真3)
 早い修復を祈念します 

 注1 例年の作付面積比では約1~5% 下野新聞SOON 2015年9月16日朝刊
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年09月13日 撮影地:栃木県下野市

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