「なぜ、はたらくのか」 94歳・女性理容師の遺言 加藤寿賀 著 より
『はたらく、といっても簡単なことじゃありません。はたらくことは、確かに苦しいことかもしれない。そして、苦しいことから逃げ出すのはやさしいこと。でも、苦しところを通り抜けてきたからこそ味わえる幸せがあると思うのです。はたらくには、我慢強くやり通す覚悟が大事。苦しいことから逃げて楽な道を選ぶと、結局はもっと苦しいことに合う波目になる。苦しいことから逃げないで、立ち向かっていくこと。そうすれば、苦しい道を通っただけ、幸せを得られるんですから。』
重い言葉である。私はどうだろうか。つい楽な道を選んでいないだろうか。嫌なことから逃げていなだろうか。つらいこと、苦しいこと、嫌なこと、面倒なことに目を背けず、逃げずに、よしやってやろうと我慢強くやり通す覚悟をもって立ち向かうようにしたい。見返りとかそんなことは考えずに、ひたすら自分のためでなく、人のために何ができるかを考えながら、いろいろなことにあたっていきたい。日々努力。