子供たちには、いろいろな子どもがいる。私の言ったことがすぐに理解できる子もいれば理解するのに時間のかかる子。かみ砕いて、ていねいに言わなければならないとなかなか理解できない子もいる。また、強く言われたり、ダメだという言われたことを表面的にとらえてマイナスに受け取ってしまっている子。など、私が言う言葉に対して、子供たちの受け取り方は様々である。だから、一つ一つ子供たちに言う言葉はよく考えて言わなければならない。ましてや感情で子供たちに言葉を発するとその分自分に跳ね返ってくることもあると思う。だから、一人一人の子供たちに対する言葉かけは、子どもによって考えていかなければならないと感じている。
最近、痛切に言葉に対していろいろと考えさせられている。そのためには、もっと自分を磨いていかなければならないと感じる。日々努力。
きょうは帯小連主催のラインジャッジ研修会があった。チームからは、6年生3人が参加し、ネットの張り方やラインジャッジの基本やハンドリングの共通理解を図った。改めて私自身わかっていなかったことなどが学べるいい機会となった。
午後は、実技指導ということで、参加メンバーでチームを作って、補助役員やゲームを通して、午前中に学んだことの実践を行った。私は、ある即席チームの担当になり、約1時間半はその子達の指導者となった。子供たちは、自分たちで役割分担を決め、積極的に実技を行っていた。短時間だったが、全くふれ合ったことのなかった子達と知り合うことができた。最後に子供たちが私のもとへ来て、何かコメントを求めてきた。もっとバレーボールを好きになってほしいということを伝えた。また、今度大会で会ったら、挨拶しようねとも言った。みんないい表情をしていた。こういった機会がもっとあるといいなと感じた。帯小連は、チームの垣根を越えて、選手も指導者も後援会もみんな仲間という雰囲気があると思う。強い、弱いは関係なく、バレーを通じて、人とのつながりを大事にしていける小連であってほしいと思う。そのために、自分として何ができるかを考えながら行動していきたい。日々努力。
きょうは暑い日だった。30度くらいだったと思う。こまめに水分補給をし、子供たちに状態を聞きながら、練習を行った。一人の子は、熱中症気味で練習を休んでいた。
きょうは、ランニングレシーブで腕の面作りにポイントを絞って練習をした。子供たちは、少しでも横に行くボールを小手先でボールを上げようとすることが多い。そのためにはじく。「腕をしぼうるように」するとカメレシーブになっている子がいる。肩がほっぺたにつくぐらいに絞っている子も出てきた。反面、上げようとする意識が強い子は、なかなか首が伸びてしまっている。子供たちには、ボールの行き先はいいから、絞ってごらんと言い続けた。何回も繰り返していくうちに、コート外で教えている子も出てきた。
「あきらめないよ!」という声をかける子もいた。しかし、言われた子は黙ったままか小さい声で「ハイ」というのが精一杯のようだった。言われたらハイと大きく返事をすること。黙っていると無視していることになるから、それを繰り返すと何も言われなくなり、しまいにはチームから必要とされなくなるよと子供たちに話した。
それから、レシーブは上げようとすると上がらないことを何度も言ったように思う。正しい身体の使い方、肩甲骨から尺屈までの腕の面作りができて、目線を上げたい方向に向いていればボールは結果的にきれいに上がるのである。結果を求めようとすると過程がおろそかになるのではないかと子供たちを見ていて感じた。また、ボールを触った後のフォローができているかどうかが大切だということも子供たちを見て感じた。
こうして考えてみると、結果を求めることよりもどう動くか、動かすかという一連の過程がとても大切であること。成功もあれば、失敗もある。すべてを100%上げることは難しい。10回のうち1回でも無理のない、スムーズな動きで一連の過程が美しければ、そのうち2回3回とできるようになっていくのではないかと思う。そういう子どもの成長過程を楽しみながら、練習を重ねていきたいと思う。日々努力。
いつものことながら試合後、反省があり、練習に取り組む。できていないところ、足りないところを補う、しかしそういう繰り返しでいいのだろうか。何か違う気がする。反省を活かす練習になってしまっていないだろうか。日々の練習は、反省に活かすものではないだろうと思う。復習より予習が大切ではないだろうか。
先日の塾頭のブログに、「勉強はなぜする?」ということが載っていた。
塾頭は、
『「困ったときに自分を助けてくれるためだよ、と答えると思います。普通は、いい大学に行って、いい会社に就職するためだよとかの答えが浮かぶかと思いますがそうではありません。うまく行っている場合はそれでいいかもしれませんが人間は必ず壁にぶち当たったり、挫折を味わいます。その時に自分を助けてくれるのが本当の学問です。」と答えました。』
練習も同じではないだろうか。「困ったときに自分を助けてくれるために日々準備をする。基礎・基本、原理原則をしっかり学ぶ。そして、人間学、人間的成長。」
これから、自分の人生を歩んでいく子供たち。そんな子供たちが、困難にぶつかったとき、苦しいとき、辛いとき、そして悲しいとき、笑顔で乗り越えられるようなものを日々の取り組みの中に、練習の中に、私の指導の中に織り込めるようしていきたいと思う。簡単なことではないだろうが。そのために私も予習をし、準備をしっかりすることが大切なのだと思う。日々努力。
ブレーザーズカップ2日目。決勝トーナメント1回戦。相手は、先のファミマカップ北北海道大会準優勝チーム。地区大会では、勝ち上がらないと当たることの少ない相手であり、そういうチームとどれくらい戦えるか、楽しみだった。うちのチームは序盤に相手サーブで連続失点をして、常に相手ペースの試合運びになることが多い。スタートの悪いチームである。きょうも出だしは相手に走られる展開だった。それでも、必死にレシーブを上げ、点差は離れていても落ち込むことなく、1つプレーに一生懸命だった。結果は、2セット共12点だった。それにしても、相手チームはいい雰囲気でバレーをしていた。1つの塊のようなバレーで圧倒していた。強いチームは、まずレシーブの面がぶれずにしっかりカメレシーブになっており、なおかつフォローもしっかりしている。だから、強いサーブでもアタックでも上がるのだと思う。改めて今のチームでやらなければならないことを確認することができた。
きょうは今年入団した子を除いて、全員何らかの形で試合に出すことができた。それでもチームの雰囲気があまり変わることなく、チームとして戦うことができたように思う。一人一人は充実した気持ち、そしてもっとがんばろうという気持ちになってくれたのではないかと思う。私自身、怒ることもなく、子供たちをどう試合で活躍してもらえるかを考えることに集中していた。
来週からは、きょうのことを踏まえて、もう一度基礎工事にとりかかりたい。日々努力。
きょうは、ブレイザーズカップというローカルな大会があった。ローカルと言っても一応全道大会ということで、地元チームと旭川や北見のチームも参加の大会である。毎年、この時期に大会があることに疑問を感じる。毎月のように大会があり、ここのところ毎週のように土、日に試合があり、休むひまもない。
きょうは、予選リーグ3試合を行った。1勝2敗という結果だったが、試合ごとにスタメンを替え、ある子にはピンチサーバーとしての役割で十分力を発揮してくれた。また、今回監督が不在のため、久しぶりに監督代行で指揮を執らせていただいた。コーチという立場と違って、試合をコントロールする楽しさと難しさを久しぶりに感じることができた。この1週間の練習の中で、一人一人の子供にどうやって力を発揮してもらうかを考えながら、いろいろなパターンで練習をしてきた。試合中は、連続失点があったが、今までと違って、チームの雰囲気はよく、ミスがあっても笑顔で励まし合っていた。また、1点をとることに全力を注ぎ、決まったときは盛り上がっていた。ある子が、弱気なアタックを打っていたら、周りの子が失敗してもいいから思い切りいこう、カバーするからなどといろいろな声が出ていた。
私は試合の前に全員で戦うから、全員バレーだがらということを言い続けてきた。試合を通して、今までのチーム内でくすぶっていたものは少し良い方向に向かいつつあるのではないかと感じた。明日は、決勝トーナメント戦である。相手は、先の北大会準優勝チームであり、きょうも予選で戦ったチームである。きょうよりも盛り返す場面があればいいなと思う。日々努力。