師匠の不思議な日常

天の語らい地の学び 香る神々との対話 天界、龍神界の物忌み(巫女)師匠こと天卜占と弟子で審神者(さにわ)である臣の日々

約束

2010年08月06日 | 天意の実践

「これ、やってくれるかなあ。お願いして、いいかい?」

「いいよ。」

「お願いね。頼んだよ。」

あなたが、誰かにお手伝いを頼んだとする。

その誰かは、こころよく、「やります。」と返事をくれたので、あなたは

他の用事をしている。自分の分の仕事に取り掛かっている。

自分の仕事がなんだか変だと気がついたあなたは、

頼んだ相手に言う。

「いいよ、って、言ったよね。やるんだよね。」

相手はこたえる。

「えっ。今じゃないと、いけないの?あとで、じゃあ、しとくよ。」

そう、言うと、また、別なことをやりはじめる。

あなたの仕事はすすまない。

そんな時、どんな気持ちになるだろうか。

「神さまにいつもお願いしているのに、神さまは聞いてくれない。」

そんな声が聞こえてきそうだ。 

あなたは、出し惜しみをしてはいないか。

誰かに、なにかに、出し惜しんではいないか。

何事もこれくらいでいいだろう、なんてことはない。           

自分だけでやる仕事ならばともかく、これは、実はそれぞれが

役割を分けてすることなのだ。

全体でひとつのことをしている。

他のひとはこれを手伝ってはいけない。

としたらー。

あなたはまわりを見渡す。

他のひとは、それぞれの役割分担に添って、仕事をしている。

一見、つながりのないようなことでも、この宇宙というものは

とてもよくできていて、誰ひとり、役割のないものはいない。

それぞれの役割にふさわしいひとが、その役を背負っている。

あなたの役割。

返事をしたこと。約束したこと。

それを忘れるのも、ひと。

守るのも、ひと。

相手になにひとつあたえないあなたでいるのなら、それはそれで

仕方ない。

それを選んだのは、あなただ。

あたえない。

あたえないものには、あたえられない。

これも、宇宙の法則だ。

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