『師匠の仕事場』の方では、少しずつ、祓い清めを掲載しているが、
日々の暮らしの中に、祓い清めを取り入れるというより、
自分に対して、少し大切に、そして上品(じょうぼん)に
取り扱うことが、よりよく生きることへ、つながっていくものだ。
カタチや、ことばに囚われることなく、根本において、
自分を大切にすることから派生すれば、その結果として、
祓い清めを行うことが、その動作ひとつひとつにより、
自分を大切にすることへと還っていくことに気がつく。
大切にしていれば、おのずと周囲からも大切にされていく。
自分を大切にしていないひとほど、
まわりの人間が自分のことを大切にしてくれない、と嘆く。
自分から派生している、自分を大切にするこころは、
外へと波及していく。その波を見つめられるように、
日々を少し、大事に生きてみてはどうだろう。
自分のこころに埃がふりつもってはいないか。
こころの掃除も大切に行いたいものだ。
こころをかける。
こころにかける。
こころに大事ですよと、ぞうきんがけをする。
こころがくすぼったら、埃をおとす。
こころを磨く。鏡を磨くように、自分を映すすべてに
こころをかけてみる。
根気強くつづけているひとほど、明るい、よい顔に
なっているものだ。