アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

イヌビワ - 安城市Oo

2019-10-28 17:15:00 | みんなの花図鑑

クワ科のイヌビワ。イヌビワというけど、実態は イヌイチジク だ!






イヌビワはイチジクのような果嚢ができる
果嚢の中で両性花が咲く両性株と雌花が咲く雌株がある (神戸の花と木「イヌビワのびっくりな仕組み」)






7~8月には両性株では雌花期が過ぎて雄花が咲いている(雄花期)
雌株ではこのころ果嚢の中で雌花が咲く(同上)






両性株にいたイヌビワコバチの雌は雄花の花粉をつけたまま 両性株の果嚢を飛び出し雌株の果嚢へ入っていく
雌株の雌花に花粉をつける (同上)






イヌビワコバチの雌は産卵しようとするけれど雌株の雌花では 花のしくみで産卵ができない
イヌビワコバチの雌は雌花のところで死んでしまう(同上)





ピラカンサ - 安祥城址公園

2019-10-28 16:56:05 | みんなの花図鑑

ピラカンサというのは バラ科のトキワサンザシ属(学名:Pyracantha)のことなんですが、和名で トキワサンザシ、タチバナモドキ、ヒマラヤトキワサンザシ(カザンデマリ)と呼ばれる3種の総称としてよく使われています。





3種のうち、中国南部原産のタトバナモドキは 果実が唯一オレンジ色であることから容易に区別できます。





果実が真っ赤に熟すのは、残りの2種(トキワサンサジか ヒマラヤトキワサンザシ(カザンデマリ))ということになりますが、両者の区別はとても難しいと言われてます。






赤くて目立つ割には鳥が食べないのでずっと残っている。未熟果にはシアンが含まれ、これが鳥の大量死の原因と疑われている。しかし、ダニやアブラムシの駆除に使われる農薬EPNが原因の場合もあるらしい。(植物生態学覚え書き「ピラカンサ」)






チョウジタデ - 岡崎平野

2019-10-28 08:32:26 | みんなの花図鑑

チョウジタデは アカバナ科という科に属しています。





良く似たヒレタゴボウも、アカバナ科のチョウジタデ属の水田雑草で、今の時期、特徴のある果実を付けます。





花のときは ヒレタゴボウのほうが目立ちますが、秋の紅葉のときは チョウジタデのほうがより赤くなります。





名前は 熱帯性常緑樹チョウジの花に似て、草体がタデ科植物に似る事からだといいます。