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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ピンクネコヤナギ - 岡崎市KN

2020-03-08 22:51:38 | みんなの花図鑑

分類上はネコヤナギなのでしょうが、花穂がピンクなので、 毎年ピンクネコヤナギと呼んで投稿しています。




綿毛は白いので それ以外に赤い部分があり、合わさってピンクに見えるのです。 どこが赤いのでしょうか?




確かに ネコヤナギの雄しべの葯の部分は 上の写真のように赤いのですが、一つ前の写真では葯がはっきり伸びていませんでした、がそれでも ピンクに見えたのです。
上の写真では 雄しべが伸びていない部分(葯が出ていない部分)が 黒っぽいです。 これがヒントになります。 黒いのは綿毛でも雄しべでもなく 雄しべを萼のように支えている「苞」なのです。




中央の 黄色い花粉の雄しべの根元にある苞をみると 黒っぽいです。その下(その周囲)の赤い葯の根元の苞は 赤いです。苞が赤くて 葯が赤くて 綿毛が白ければ 全体としてピンクに見えます (^^♪




ネコヤナギの雄花は基部の苞から2本の雄しべを出しています。ただし、写真では分かりませんが、苞のある基部では 2本の雄しべは 合着しています。一つの花の2つの雄しべはV字型をしているということで、他の種類のヤナギでは 途中まで合着していることもあるので それがヤナギの識別ポイントになることもあります。




ネコヤナギ - 愛知県緑化センター

2020-03-08 17:24:57 | みんなの花図鑑

このネコヤナギは2月27日に撮ったものです。
直前に ツバキ を投稿しましたけれど、 ツバキの花期と ネコヤナギの花期って 例年同じなんでしょうか?!




ネコヤナギは雌雄異株で、 この株は 花粉をつけた雄花が咲いているので 雄株ということになります。




早春に活動する虫には アブやハエが多いです。




綿毛の中から 雄しべが出てきます。 ネコヤナギの雄しべは2本ですが、基部で花糸は合着してV字型になっています。
ひとつひとつが花なので、 花穂は 雄花の集合体ということになります。




雄しべは伸び切ると 葯が割れ、中から花粉が出てきます。 下のほうに見える黒い部分は 雄しべを支える 雄花の苞ということになります。

ツバキ(絞り系)‐ 安城市BG

2020-03-08 16:46:41 | みんなの花図鑑

散歩の途中で出会ったツバキです。 「絞り系」という系列に入るのでしょうか、花弁の模様が華やかです。
ところが この一本の株には 奥に見えるような普通の赤や 白一色の花なども混じっているのです。
椿のことはよく分からないのですが、そういうのって交配種ではよくあるんでしょうか (´∀`)




ツバキの交配種はそれこそ星の数くらいあるらしく、 もちろんこのツバキがなんという園芸品種であるかは分かりませんが、 ネット上には詳しい検索図表があって、 こういう花がおおよそどの系列に分類されるのかを調べることができます。

  ツバキの画像索引 花別・花形別

上のリンクは 「花別×花形別」索引 のうち、 「絞り系 × 一重咲き」のページをリンクしています。




そのページの花模様を見ていくと下のほうに 「名張(ナバリ)」という品種があって、何だかこれが一番近いような気がします。




下から 5段目の 「大和錦」などもよく似てますねぇ (^^♪




当たり前ですけど、蕾のときから 模様ができてるんですねぇ

セイヨウイワナンテン - 安城デンパーク

2020-03-08 11:51:23 | みんなの花図鑑

セイヨウヒイラギナンテンが出たので、「セイヨウ」つながりで、実際その隣にあった セイヨウイワナンテン。




ナンテンの名がつくけど、 ツツジ科です。




ツツジ科なので、アセビのような白い花をつけるそうです。




実は イワナンテンという木があって、日本の関東以西に自生しているそうです。 「イワナンテン」とい名前の由来は 岩の上に生え、葉が「ナンテン」に似ることから。
ということで セイヨウイワナンテンは イワナンテンに似た渡来種という意味でした。 アメリカ原産なので アメリカイワナンテンとも。



セイヨウヒイラギナンテン マホニア・チャリティー

2020-03-08 11:08:29 | みんなの花図鑑

「セイヨウヒイラギナンテン 果実」で画像検索すると、 赤い実ばかり出てきます (@_@)




どうやら、 「セイヨウヒイラギ 果実」で検索してるらしいのです。 だから 「セイヨウヒイラギモチ」のことを「セイヨウヒイラギ」と略して呼ぶのはやめよう、と言ってるのに・・・




セイヨウヒイラギナンテンでなく 流通名の「マホニア・チャリティー 果実」で検索すると セイヨウヒイラギモチの実が出てくることはなくなりましたが、 マホニア・チャリティーの花 ばかり出て来て、いっこうに果実にたどり着けません。




この果実の形、何かに似てると思ったら、ナンテン(南天)に似ています。




南天の実ではなく、 ナンテンの花(子房) のほうにです (^_-)-☆
ナンテンの子房は 受粉後どんどん赤く丸くなって ナンテンの実になりますが、セイヨウヒイラギナンテンのほうは どうもこの形のままのようです。