
分類上はネコヤナギなのでしょうが、花穂がピンクなので、 毎年ピンクネコヤナギと呼んで投稿しています。

綿毛は白いので それ以外に赤い部分があり、合わさってピンクに見えるのです。 どこが赤いのでしょうか?

確かに ネコヤナギの雄しべの葯の部分は 上の写真のように赤いのですが、一つ前の写真では葯がはっきり伸びていませんでした、がそれでも ピンクに見えたのです。
上の写真では 雄しべが伸びていない部分(葯が出ていない部分)が 黒っぽいです。 これがヒントになります。 黒いのは綿毛でも雄しべでもなく 雄しべを萼のように支えている「苞」なのです。

中央の 黄色い花粉の雄しべの根元にある苞をみると 黒っぽいです。その下(その周囲)の赤い葯の根元の苞は 赤いです。苞が赤くて 葯が赤くて 綿毛が白ければ 全体としてピンクに見えます (^^♪

ネコヤナギの雄花は基部の苞から2本の雄しべを出しています。ただし、写真では分かりませんが、苞のある基部では 2本の雄しべは 合着しています。一つの花の2つの雄しべはV字型をしているということで、他の種類のヤナギでは 途中まで合着していることもあるので それがヤナギの識別ポイントになることもあります。