アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アケボノアセビ - 於大公園(東浦町)

2020-03-03 21:09:50 | みんなの花図鑑

このアケボノアセビの写真を撮ったのは2月17日のことでした。
2018年は 3月12日にアップしています。
今年は早いですね。




その投稿記事に書いてあるように、花の紅色には濃淡があって、
 淡紅色のものを「アケボノアセビ(曙馬酔木)」、
 濃紅色のものを「ベニバナアセビ(紅花馬酔木)」
というようです。





アセビの学名は Pieris japonica
日本に自生する木です。




アセビ 類の壺型の花は寒い時期に咲くため、霜や雪を防ぐため下向きで入り口が小さい。 (四季の山野草「アケボノアセビ」)




虫による受粉は難しそうに見えるが、雄しべに細長い突起があり、これに昆虫の口が触れると花粉を落とすことで受粉をさせるという、絶妙な構造 (同上)



ローズマリーとウエストリンギア

2020-03-03 12:53:02 | みんなの花図鑑

ローズマリーは シソ科マンネンロウ属(Rosmarinus)の植物で、 一年中と言っていいほど咲いています。
地中海沿岸が原産地です。



これは 於大公園(東浦町)の薬草薬木園のローズマリーです。薬草薬木園にあるということは 薬草として使うということです。




おっと、 ローズマリーは シソ科の常緑低木なので、薬草でなく薬木ですね。




ローズマリーにはアンチエイジングや痴呆症予防、 その他、数多くの魅力的な効能があると言われていることから、 別名、若返りのハーブとも呼ばれている。
(ブログ・幸せのレシピ集「ローズマリーの香りに好き嫌いが生まれるカラクリを覗いてみませんか?」)





アロマオイルは、植物から取れるものですので、 同じ植物でも、育った環境の様々な条件によって、植物に含まれる成分の割合が変わり、それが、味や香りに変化を及ぼします。
ローズマリーは、大きく分けますと3種類に分類されます。
シネオール、カンファ―、ベルベノンです。 (同上)





もちろん、ローズマリーという同じ植物ですので含まれる成分は同じなのですが、 育った環境によって、ある成分だけが味や香りに違いが出てしまうくらい多く含まれています。 (同上)





簡単に言うと、ローズマリーの個性のようなものであって、可愛らしさのひとつでもあります。(同上)





この個性が、ローズマリーの香りの好き嫌いが分かれるカラクリです。(同上)


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ここから ウエストリンギア についてです。
場所は 愛知県緑化センター です。

ウエストリンギアは ローズマリーと同じシソ科の常緑低木です。




オーストラリア原産です。
葉、花ともにローズマリーに似ているので、オーストラリアン・ローズマリーという別名があります。




ただし、両者はまったく別種で、 触るとウエストリンギアの枝の方が柔らかく、花もよく見ると異なり、こちらはハーブとして利用できません。




学名 : Westringia fruticosa




花は ローズマリーと同じで わりといつでも咲いているようです。



ツバキ(港の曙)‐ 安城デンパーク

2020-03-03 08:02:00 | みんなの花図鑑

自宅のツバキから始まって、予期せぬ「ツバキ特集」になってしまいましたが、 他の花が待っていますので、最後は 交配種でいったん閉じたいと思います。 最後のツバキは 交配種「港の曙」です。




港の曙(みなとのあけぼの)は、ツバキの園芸種「関東月見車」とルチエンシス(ヒメサザンカ)の交配種で、
桃色地に底白ぼかしが入る、一重咲き、猪口咲き、極小輪、多花性のツバキです。(通販サイト nae-ya 「ツバキ(椿):港の曙」)




甘い香りと花付きがよいのが特徴で、開花期には可愛らしい花をたくさん咲かせ、同時に香りも楽しめます。(同上)





「匂い椿」の特徴を持っているようです。

とてもかわいい花姿なのにどこか凛としていて、見ているとひきこまれそうになる「匂い椿」。 (通販サイト LOHAS PLAZA「匂い椿 港の曙」)




「匂い椿」は淡い色の小さな花がたくさん咲きます。よく見る一般的な椿と比べると、「匂い椿」の花は少し小さめですが、優しい花色で花の数も多く、ほんのりと甘い香りを楽しむことができます。(同上)