アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

エンドウ、ソラマメ - 岡崎平野

2020-03-29 22:10:24 | みんなの花図鑑

エンドウは 「豌豆」と書く。 だから エンドウ豆とすると「豌豆豆」になってしまう。




原産地は エチオピアから中央アジア。 (藤田智 プランター菜園「基本のキホン!その11 エンドウ&ソラマメ」)




ウィキペディアには 「古代オリエント地方や地中海地方で麦作農耕の発祥とともに栽培化された豆で、原産地域であるフェルガナから漢に伝来した際に、フェルガナの中国名が大宛国であることから豌豆(えんどう=宛の豆)と名付けられたことが名の由来となっている。」
とあります。



「フェルガナ(Fergana)」 は ウズベキスタン共和国東部の都市だそうです。



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つぎは、ソラマメ。

原産地は エンドウと同じく 「地中海、西南アジア」。(wiki 「ソラマメ」)




「また、 大粒種はアルジェリア周辺、小粒種はカスピ海南岸が原産地であるとする二源説もある。イスラエルの新石器時代の遺跡からも出土している。」 (同上)




インゲンマメが普及する以前はソラマメは古代エジプトやギリシア、ローマにおいて食されていた。 (同上)




日本に伝わったのは、ソラマメが1200年以上昔なのに対し、エンドウは明治になってから。
しかし、広まったのはともに明治時代で、優良品種の導入をきっかけに多くの地域で食べられるようになりました。
(藤田智 プランター菜園「基本のキホン!その11 エンドウ&ソラマメ」)


アケビ - 矢作川(岡崎市)

2020-03-29 18:10:05 | みんなの花図鑑

アケビは雌雄異花。同じツルに 雌花と雄花が咲きます。




上が 雌花。 下が 雄花。 雌花のほうが数が少なく、その分 大きいです。




雌花です。花弁のような乳白色の3枚は 花被片です。
ツルは長い間にどんどん太くなって 木質化します。そういえば、アケビは「木通」って書くんでした (^^♪




チョコレート色の棒状のものが 雌しべで、 先っぽの濡れたねばねばしたところが柱頭です。
受粉すると、バナナみたいな部分(子房)が大きくなって 果実になります。
ただし、 アケビは 他の種の花粉をもらわないと結実しないと言います。




雄花です。小さいけれど 集団で花序を作っています。





アケビの小葉は 5枚で一組です。



ベニバナトキワマンサク - 安城デンパーク

2020-03-29 10:45:42 | みんなの花図鑑

デンパークに行くと、正面入口の両側の生垣のベニバナトキワマンサクが出迎えてくれます。




常緑ですが、その葉が隠れるほど マンサク科特有の花が咲いています。




学名は 学名:Loropetalum chinense
原産地は 「日本、中国南部~南アジア」




「花弁は4枚、雄しべも4本なのであるが、花が密集していてわかりにくい。花弁はリボン状で、マンサク属の特徴をよく示しているが、花の色からはマンサクの仲間とは思いつきにくい。」(岡山理大 植物雑学事典「ベニバナトキワマンサク Loropetalum chinense var. rubra」)




デンパークの正面玄関両脇の生垣に咲く トキワマンサク。
ブヨ(*) が花に向かって飛んでいきます( 画面中央、上のほうです。 分かるかな? (^^)/)

(*) ブユ(蚋、蟆子、Black fly) 関東ではブヨ、関西ではブトとも呼ばれる