アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

クロヤナギ - 安城デンパーク

2020-03-18 18:06:03 | みんなの花図鑑

デンパークのクロヤナギですが、こんな風にだいぶ咲き進んできました。 こうなるともう、普通のネコヤナギと変わりません。




この右側の手前の花穂は 黒く見えます。 左の花穂も 雄しべが展開していない先っぽの部分は同じように黒いです。




黒く見えるのは 左下に少し写ってる花穂のように、雄しべを支える「苞」と呼ばれる部分が黒いためです。




雄しべが伸びると 葯の赤や花粉の黄色のほうが手前になる(前面に出る)ので そっちの色が基調になります。




では、この花穂は? 赤く見えますですよ ?!
苞は黒いですが、これから伸びる雄しべの頭の葯が赤いので、 赤い棒から 黒い苞が伸びてるように見えます。


ピンクネコヤナギ - 岡崎市KS

2020-03-18 12:50:43 | みんなの花図鑑

定点観測しているピンクネコヤナギですが、今年は ピンクがやや黒ずんでいる花穂が多いです。




もちろん雄しべの花粉を入れた葯が出てきたときは葯が赤いのでその部分は赤く見えますし、葯が爆ぜて花粉が露出すれば 花粉は黄色なのでその部分は 黄色い花穂に見えます。




ピンクというのは雄しべが伸びている時ではなく、伸びる前か 役目を終わって脱落したあとの花穂のことなのです。そうすると、 花穂の色を決定する部位は 綿毛と蕊を支える「苞」の部分 (萼片のような働きをしています)が赤いからではないかと推察できます。上の画像で、苞は 全体は赤いけど先端のほうは 黒く変色しています。




花粉が伸びているときは 背の低い苞のほうは隠れて 花粉の色(または それ以前の葯の色)が前面に出ますが・・・




花粉が出てないときは 綿毛と苞の色で 花穂全体の色が決まります。 今年のピンクが やや黒ずんで見えるのは 苞の先が黒くなっている花穂が多いからではないかと、一応結論してみました (´∀`)

ピンクユキヤナギ - 安城デンパーク

2020-03-18 09:16:30 | みんなの花図鑑

ユキヤナギはバラ科。 このユキヤナギは ピンクユキヤナギとか 品種名で ‘フジノ・ピンク’ と呼ばれてます。




花弁の外側がピンク色をしているので、 つぼみのとき 最も濃いピンク、 開花すると白とピンクが混じって薄いピンクに見えます。




葉っぱより先に花が咲くので、 一枝に沢山咲くと、 とてもきれいです。




このピンクユキヤナギは3月9日に撮影しました。 そろそろ 葉より先に花が咲く木の代表「サクラ」の季節ですね