アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハナノキ(雌花) - 柳川瀬公園

2020-03-17 20:32:31 | みんなの花図鑑

ハナノキは 長野・愛知・岐阜県のみに自生する日本固有種で、愛知県の花木に指定されています。




ハナノキは雌雄異株で、 先日 デンパークのハナノキの雄株(雄花) を紹介しましたが、これは 柳川瀬公園(豊田市)の ハナノキの雌株です。




燃えるような赤です。




横から見ると 縄文式土器の文様みたいにも見えます。




すべてが赤色なので 部位がよく分からないが、何やら 雄しべの葯のような 米粒状の器官と、 それより長く突き出た角のような器官と 2種類あるように見えます。




多分ですが、雌花は 雄しべと 雌しべをもっていて、 米粒状のものが 雄しべ(あるいは おしべの退化したもの)で、 角のような器官が 雌しべの柱頭なのでしょう。



ハナニラ - 土手

2020-03-17 09:14:09 | みんなの花図鑑

土手のハナニラです。 ハナニラを撮るときは 春の空にハナニラが映えるようにカメラをローアングルで構えたいので、土手のハナニラが最適なんです (^^♪




ハナニラはアルゼンチン原産で日本には明治の中頃に観賞用として渡来しました。





食用のニラに対して花を観賞するニラというわけです。しかし、まぎらわしいことに食べられる「ハナニラ」があります。
食用のニラのとう(薹)が立って花がついている状態も「ハナニラ」と呼ばれていて、こちらのほうは甘みがあってけっこう美味な食材となっています。(いるか書房別館「ハナニラ/地上の銀河」




食用ハナニラと非食用ハナニラの見分け方は簡単、開花時期が違いますし、花の形も全く異なっています。有毒のハナニラは3~4月が開花期で食用ハナニラは6~9月頃です。(同上)




学名 : Ipheion uniflorum ここから イフェイオン (または 英語読みして アイフェイオン)とも呼ばれてます。 ユリ科です。
食用のニラのほうは ネギ科です。