この記事は 当初「ピスタチア・レンティスカス」(初出 : 2019-5-13) の名で投稿していたものです。 ここに掲げる写真を撮った当時、樹名板がなく、木の名前が不明だったので、デンパークさんに問い合わせて、最終的に 「ピスタチア・レンティスカス」と決定し、投稿してました。
ところが、ごく最近、 あらたに樹名板が設置され、ピスタチア・レンティスカス(ウルシ科)とはまったく別種の木の名前「オステオメレス シュウェリナエ(バラ科)」の名前が記載されていたのです。
とりあえず、 タイトルを変更し、当初記事はそのままで、 その下に <追記>を付け加えることにします。
------------------ 初 出 記 事 (2019-5-13) -------------------
デンパークで最初この木を見たとき、葉っぱを見てツゲの仲間かなと思ってデンパークさんに問い合わせたら、「ピスタチオ」というお答えをもらい、ビックリ!
私は 食べるピスタチオ・ナッツの木をシリアで見ています。
ピスタチオ - シリア・アレッポ近郊
その木とは 樹形も葉の形も全然違うので、何かの間違いだろうと、すぐ再問合わせしました・・・
こんどは 詳しいコメントをいただきました。↓
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ピスタチオにつきまして、下記をご参照ください。
(おそらく品種が異なるのではないかと思われます。)
■デンパークの品種
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Pistacia lentiscus(ピスタチオ レンティスカス)
地中海沿岸原産
高さ5m以下の常緑低木
・ピスタチオは属名でウルシ科の植物
10種程度の種があり、分布も広い
落葉または常緑性で高木から低木まである
雌雄異株です
・ナッツの食用種以外にも、薬用や香料として世界的に広く栽培普及している
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食べるピスタチオも このピスタチア・レンティスカス も、ウルシ科の木だったことに ビックリです。
調べたら、秋には 紅葉がきれいで、ノブドウみたいな実がぶら下がる カイノキ もウルシ科だったんです(←3度目の ビックリ)
カイノキ - デンパーク
ネットの写真素材のサイトに 小粒の真っ赤な実をつけた写真素材があり、このコメントに ↓こう書いてありました
「赤い漿果を持つ常緑低木です。ピスタキア属 lentiscus。ギリシャ」
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<追記> 2020-3-11
最初 教えてもらった ピスタチア・レンティスカス(ウルシ科) もそうでしたが、修正された 名前「オステオメレス シュウェリナエ(バラ科)」も マイナーな木のようですね、検索しても なかなか 記事がヒットしません。
検索してて分かったことは この木は 「シセンテンノウメ(四川天の梅)」として出回っているらしいということです。
こんな記事がありました:
しせんてんのうめ(四川天の梅) バラ科
分類:木・常緑
学名:Osteomeles schwerinae
別名・別読み: オステオメレス・シュウェリナエ
中国南西部と台湾が原産。花は梅に似るが、鳥の羽のように小さな葉が並んで付き、梅のイメージとはかなり異なる。名前は小さな梅の花を天の星に見立てたもの。筑波実験植物園では学名のオステオメレス・シュウェリナエの名前が付いている
(以上、
四季の山野草「シセンテンノウメ」の解説より)
そこに、初出時の花とそっくりの花が載っていますが、現在は 花は咲いていません。一部 赤くなった葉がキレイでした ↓