アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

シナミザクラ(暖地桜桃)‐ 安城デンパーク

2020-03-04 21:48:18 | みんなの花図鑑

シナミザクラ(支那実桜) は 名前の通り 中国原産の野生種で、 早春に可愛らしい花をたくさん咲かせます。




シナ・ミザクラ は 「暖地桜桃」 とも言われます。 ミザクラ(実桜)はサクランボのなる桜の木ですから、 これは 桜桃のことでもありますね




以下、デンパークの解説板より転記
「果実は甘酸っぱく食用や薬に利用されますが、一般的に食される「サクランボ」とは種が異なります。




サクランボは1株では実がならない、自家不和合性を持ちますが、シナミザクラは1株でも実をつけることができます。




実は4月下旬〜5月上旬頃に楽しめます。」 (引用終わり)


ベニバスモモ - 愛知県緑化センターほか

2020-03-04 15:37:07 | みんなの花図鑑

ベニバスモモ(紅葉李)は バラ科スモモ属。
花と同時に出る葉が赤みがかっているのでこの名が付いたらしいが、愛知県緑化センターで2月27日撮影した時点では 葉は出てなく ウメか桃のつぼみのようだった。




これも 愛知県緑化センターの同じ株。
ベニバスモモの学名は 学名は Prunus cerasifera var. atropurpurea
変種名 atropurpurea (アトロプルプレア)は「暗紫色の」の意。





ここからは 3月2日 安城デンパークで撮ったベニバスモモの花。




ほんの 2、3輪 咲いていた。 葉だけでなく 萼も赤いから、 ピンクの花に見える。 よって 別名をアカバザクラ(赤葉桜)、ベニスモモ(紅李) という。(←にわか知識 (´・ω・))




ソメイヨシノより1週間~10日程度早く開花するので、早咲きのサクラと勘違いしやすいですが、 サクラの花弁のように先端がギザギザになっているが、赤い蕾(特に赤い萼の色)と 紅色の葉が同時に出ていれば、 ベニバスモモとみて間違いなさそうです。

クチナシ - 蓮華寺(岡崎市)

2020-03-04 10:05:10 | みんなの花図鑑

クチナシは アカネ科クチナシ属。
学名 : Gardenia jasminoides




果実が熟しても割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もある。 (wiki)





クチナシの花は子房下位で、子房は完全に萼に包まれている。 受粉して子房が成長するとき萼と一緒に大きくなるのだ。

クチナシ - 正法寺(安城市)



果実の中にはもちろん種子が入っている。 あるブログの記事によると 「コチジャンのようなねっとりとした赤い果肉が詰まっているはずです」 とのことだ。 果実が熟しても割れなかったら、種子はどうして運ばれるのだろう?




鳥はこの実が美味しいことをちゃんと知っている。 時期が来ると クチナシの実は ヒヨドリなどに穴をあけて食べられ、滞りなく運ばれる仕組みになっています (^^)/
どうして「クチナシ」というのか、もう一つの説に 「クチナワナシ(クチナワ=ヘビのこと、ナシ=果実のなる木、よってヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)からクチナシに変化したという説もある。」(wiki) そうですが、これは ガセですね (@_@)