アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

マンサク 'アーノルド・プロミス' ‐ 安城デンパーク

2020-03-07 21:16:06 | みんなの花図鑑

今日のマンサク総集編、 最後は 園芸品種の「アーノルド・プロミス」。




樹名板の学名表記には 「Hamamelis × intermedia 'Arnold Promise'」 と書いてありました。
Hamamelis × intermedia (ハマメリス・インテルメディア)は 前に出てきたので分かりますよね、
和名で「赤花丸葉満作」という種類ですね。
そのとき調べたように 学名で 園芸品種であることを表すには cv. を使う慣例に倣うなら、
学名は
 Hamamelis × intermedia cv. 'Arnold Promise'
でしょうかね~~ (^^)/



デンパークのホームページの記事には こんなコメントがありました:
「細長いひも状の花びらは、近くでじっくり見ると…綺麗とはいえず、どちらかといえば少しグロテスクに感じます。
このマンサクは、他のマンサクと比べて花数が多く、発色の良い黄花が特徴です。」
> 発色の良い黄花
えっ、・・・ ・・・
どうも、花の感じが違うようなのですが ・・・ 花弁の付け根のところは 紅色がかって見えると思うのですが・・・




とまれ Hamamelis × intermedia は 「マンサク(H. japonica)と シナマンサク(H. mollis) の交配種」。
影響割合により 濃い黄色になったり 紅色が入ったりするんでしょうね




Hamamelis × intermedia には 鮮やかな黄色の‘アーノルド・プロミス’ のほか、 オレンジ色を帯びた黄色い花をつける’エレナ’という園芸品種、ほかに、赤胴色の‘ダイアン’ という品種もあるようです。



シナマンサク - 安城デンパーク

2020-03-07 16:22:00 | みんなの花図鑑

今日は マンサクのバーゲンセールをやっております (^_-)-☆
3回目は シナマンサク。




ここのシナマンサクは 樹名板があるから名前が分かりますけど、 名前がないときは マンサク独特の花が咲いていて、なおかつ、葉がついていれば まずシナマンサクとみて間違いないでしょう。




その樹名板にはこう書いてあります:
「Hamamelis mollis
 シナマンサク
  マンサク科
   中国原産」。




種小名の 「mollis」 は 「軟らかい,軟毛のある」という意味らしいです。
「シナマンサクの葉は、(少なくとも樹高の低い個体は)開花する頃になっても落葉しない。しっかりした丈夫な葉が枝に残っている。全体に毛が多く、特に葉の裏面には毛が多い。冬芽も毛が多い。」(岡山理大 植物雑学辞典「シナマンサク・葉」)




新型コロナのためか、 閉園を30分繰り上げたため、午後4時には入園締め切り、4時10分ごろには もう「蛍の光」がスピーカーから流れ出します。前回のアカバナマンサクもこのシナマンサクも閉園間際に慌てて撮った画像ばかりです m(_ _)m


アカバナマンサク - 安城デンパーク

2020-03-07 14:43:00 | みんなの花図鑑

マンサク特集、その2。
デンパークの樹名板には
「Hamamelis × intermedia cv.
 赤花マンサク
   マンサク科
   園芸品種」
とありました。




学名は 「Hamamelis × intermedia cv. 」 と最後に 「cv. 」が入っていますが、これはなんでしょう?
cv. は cultivar の略で、「園芸品種」をあらわすのだとありました。




Hamamelis × intermedia を検索すると 「x」は雑種をあらわし、ハマメリス・インテルメディア (赤花丸葉満作) は 「マンサク」と「シナマンサク」との交雑種です。とありました。




赤花マンサクにしても、 赤花丸葉満作にしても、 「ベニバナ(紅花)」と言わないのは、 常緑の「ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)」があるので、それと区別するためなんでしょう。




ちなみに 黄色のマンサクの学名は Hamamelis japonica。 日本固有種ですね
「japonicus」のついた植物は263種もあるそうです。
たとえば Camellia japonica Linn は ヤブツバキ(ツバキ)の学名で、 Linn は命名者リンネを表すそうです。
Lonicera japonica Thunb は スイカズラのことで、 Thunb は命名者のツンベリーのことだそうです。



マンサク - 安城市EB

2020-03-07 11:00:42 | みんなの花図鑑
きょうはマンサク総集編です ^^

ここEB地点の黄色花のマンサクは 毎年この辺りで一番最後に咲く満作なのですが、それがもう満開です。




ここの花が終わるころ、トサミズキ(マンサク科)の花が咲きだします。 毎年同じパターンなのですが、それが全体に 前方シフトしているのです。




樹高は 私の背丈くらいしかありません。 目の高さに花が来て カメラにはもってこいの高さです。




果実の残骸と つぼみ。




別の日に撮った 花の中央。 黄色いリボン状の花弁の基部にある膨らみにピントを合わせてます。 多分このふくらみが 仮雄しべ。
仮雄しべというと、 「退化して花粉を作らなくなった雄しべ」と消極的にとらえられますが、 この仮雄しべから蜜が出てるんですって。 退化というより 進化ですよね?!