アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハシバミ - 安城デンパーク

2020-03-20 22:23:19 | みんなの花図鑑
<イモムシみたいな樹の花>、その2

ハシバミですが、 仲間のセイヨウハシバミの果実が「ヘーゼルナッツ」です。 このハシバミも ナッツとして食すことができるそうです。




よく似た木に ツノハシバミという木があります。 先ほどの オオバヤシャブシとヤシャブシの区別と同じで、 ハシバミとツノハシバミを識別するには 雄花と雌花の枝の付き方(付く順番)を調べます。
イモムシみたいな雄花が枝先についていて、それに比べるととても小さい雌花が枝の付け根のほうについています。こういう順番が ハシバミです。 ツノハシバミ は この順番が逆です。




イモムシみたいな雄花に比べ 雌花は撮っても小さいのですが、 紅色の柱頭が可愛いです。




雄花が枝先で、 後方に 雌花の順番が ハシバミ と言いましたが・・・





時たま、例外もあります。 こんな風に 雌花のほうが枝先につくこともあるんです。 これじゃ、ツノハシバミですよね(´v_v`)
だから、花の咲く位置による判別は 時たま失敗します。
ハシバミとツノハシバミの区別は 果実による区別のほうが 容易のようですね (^^)/




オオバヤシャブシ - 岡崎市民病院前

2020-03-20 20:36:34 | みんなの花図鑑
<イモムシみたいな樹の花>、その1

お彼岸のお墓参りに行ってきました。
途中の道路は雑木林の中を走っているのですが、たくさんの木が黄緑色の花をつけています。
近寄ってみると、イモムシみたいな花穂をつけています。
実は イモムシみたいな花穂は 雄花。 同じ枝のさらに先のほうに、イモムシ型の雄花より小さい雌花がついています。
イモムシみたいな雄花と 雌花は、 大きさがとても違います。




よく似た木に ヤシャブシとかヒメヤシャブシがあります。
両者を区別するには、 雌花と雄花(イモムシ)の枝の付き方を調べます。
オオバヤシャブシは 枝先に 雌花があり、枝の根元側に 雄花(イモムシ)があります。
ヤシャブシとかヒメヤシャブシは この順番が逆なのです。 なので オオバヤシャブシを判別するのは容易です。
往復1 kmくらいの道路わきに 20本くらいのイモムシの生っている!木を観察しましたが、そのどれもが 雌花が枝先のオオバヤシャブシでした!!





イモムシみたいな雄花に近づいてみました。 こんな風に 無数の雄しべの葯(花粉を容れた袋)が円周状についているのが分かります。その数は もう、膨大な量です!




そして、その手前(枝先側)にある 雌しべです。 小さいですが、近づいてみると、鱗のような芽鱗から赤い柱頭展開していて けっこうきれいなのです。




雌しべにさらに近づいてみました。柱頭の赤がキレイです。




ツルニチニチソウ - 安城デンパーク

2020-03-20 16:41:22 | みんなの花図鑑

ツルニチニチソウの花を下から見上げるように撮っていたら、カナヘビくんが葉っぱに乗っていました。春ですね~




カナヘビくん、冬眠から目覚めたばかりなのか、じっとしていて 近づいても動きません。
(写真撮りましたが、あまりにリアルなので 掲載はしないでおきます (´・ω・))




ツルニチニチソウは「ツル」と言っても他の植物に絡まり伸びていくつる植物というわけではないようです。伸び始めの頃は上に立ち上がり、やがて地を這うようです。




よく似た花に ヒメツルニチニチソウ があります。 両者を並べて比較すれば一目瞭然なのですが、どちらか一方で 分からないときは 花の萼片を見てください。萼にこのような毛があれば ツルニチニチソウです(^^♪


ベニバナトキワマンサク - 安城デンパーク

2020-03-20 16:39:38 | みんなの花図鑑

いちおう開花期は 4月~5月上旬なのですが、 今年は少し早いようです。




普通のマンサクが落葉するのに対し、常緑なので 「常盤」満作です。




秋によく返り咲きする花です。 そういう意味で 季節感にちょっと乏しい花です。





デンパークの花木園には 「源平ベニバナトキワマンサク」という木があって、これは 名前の通り 一つの株に赤と白の花を咲かせます。



ジャノメエリカ - 安城デンパーク

2020-03-20 09:22:52 | みんなの花図鑑

最近、足しげくデンパークに通っているので、写真がだいぶ溜まってしまいました。 この画像も 一週間前の画像になりますm(_ _)m




ジャノメエリカは 別名クロシベエリカともいって、 ツツジ科 エリカ属の低木です。




釣鐘形の花冠のなかに 8本の雄しべがあり、 雄しべの葯は紫褐色で花冠からややつき出て見えます。これが「蛇の目」や「クロシベ」の名前の由来です。(三河の植物観察「ジャノメエリカ」を編集)




日本ではエリカ属で一番普及している。 (wiki 「ジャノメエリカ」)




ジャノメエリカの花の時期は11~4月で、基本的に 冬の花です。