アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

モクレン3種 - 愛知県緑化センター

2020-03-26 22:43:54 | みんなの花図鑑

コブシに続いて、モクレンたちです。 まず シモクレンの仲間。




背の高い木が豪快に咲いています。




シモクレンの隣には、 ずっと色の濃いモクレンがもう一本 立っています。




そのモクレンの隣には さらに背の高いサクラが立っています。





先ほどの色の濃いモクレン、 低いところにあった花です。 ワインレッドみたいな赤です。





こんなハクモクレン(?)も満開でした。 この木も背が高いです。




花弁基部近くが赤いので ハイブリッドかな?



アオキ(雄花) ‐ 安城デンパーク

2020-03-26 08:02:27 | みんなの花図鑑

雌雄異株の樹、こんどは アオキの花を観察してみましょう。 第1回は 雄花です。




アオキの学名は Aucuba japonica。
直前の ヒサカキの学名同様、 種小名に japonica が使われています。
アオキには 広義のアオキと狭義のアオキがあるらしく、 分布を見ると、「[アオキ(広義)] 北海道南部〜沖縄の照葉樹林内に多いが、明るい雑木林や植林地にも生える。」
アオキ(狭義)も「東北〜四国東部に分布。」(松江の花図鑑) とあります。




もっとも 分布に関しては「 ・関東以西の山地や林内に広く分布するミズキ科の常緑低木。」(庭木図鑑 植木ペディア「あおき」) とする記載もあります。




いずれにしても 「もっとも日陰に強い庭木として知られ、家の北側など条件の悪い場所に使われることが多い。」(同上)




「雄株の花序は大きく、花の数も多い。雄しべは4本で、雌しべの痕跡がある。」(樹木図鑑「アオキ」)




花弁は 通常4枚あり、紫色をしていることが多いです。
中央に緑色の花盤があります。 雌しべの名残りです。
雄しべは 4本あります。 葯は小さいです(控え目です)。
アオキは 雄花も雌花も 花弁内側の紫色と花盤の緑色の対比が美しいです。