アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

午後のスイフヨウ(酔芙蓉)

2021-10-10 17:58:41 | みんなの花図鑑

スイフヨウ(酔芙蓉)は アオイ科フヨウ属の落葉低木。




スイフヨウはフヨウの園芸品種。
花の色が朝は白、午後はピンクに、夕方には紅(濃いピンク)色に移ろい、酒に酔うように色が変化するので酔芙蓉と名が付きました。




同じ属のムクゲが 韓国の国花なのに対し、フヨウはやはり中国の花の雰囲気があります(国花ではありませんが)。




そのフヨウを品種改良して 花弁の色が変化するようにしたのが スイフヨウです。




色が変化するのは「アントシアニンの合成によるものです。日照によってアントシアニンを合成する酵素が増え、花弁部分に蓄積されて赤みを増していきます。」(BOTANICA「スイフヨウとは?花の色が変化する理由は?」)




八重咲き種と言われてますが…




よくみると、おしべ筒からおしべが出ており、半八重であることが分かります。


このピンクのスイフヨウ、ほんとに朝は 純白なんでしょうか?
明日は 「そして 朝のスイフヨウ」を観賞します。

ヒメジョオンみたいな 野菊

2021-10-10 08:08:54 | みんなの花図鑑

これは9月下旬、近くの団地の道路法面で撮ったものです。




こうして花だけ大写ししてみると、ヒメジョオン(ムカシヨモギ属)そっくり! なんですが…




生えかたを見れば、明らかに野菊の仲間だと思うのです。




雑然としていますが、全体像です。




ちょっと画像検索してみたんですけど。。。
野菊の仲間なら、舌状花の数がもっと少ないですよねぇ。。。
これはやっぱり ヒメジョオンなんでしょうか?



裏から失礼してみました。



おまけ

ずっと前、「みんなの花図鑑」掲示板の時代に やはり同じような花を見つけて質問してました。
季節は6月です。
いただいた名前は 「ヒメジョオン」でしたが、でもこれ、葉がキクの葉のようにギザギザしてないので、ヒメジョオンではないですよね

検索してみると
ヘラバヒメジョオン
というのがあるようです。
葉がヒメジョオンのようにギザギザがなく、へらのような形をした楕円形になっているのが特徴です。
「ヒメジョオンによく似ているが、根生葉がヒメジョオンはさじ形であり明瞭な長い葉柄を持っているのに比べ、葉身から葉柄への移行が不明瞭でヘラ形である点、茎葉の鋸歯が不明瞭である点などで区別できる。」(植物雑学辞典「ヘラバヒメジョオン」)

上:ヘラバヒメジョオン 下:ヒメジョオン(松江の花図鑑「ヘラバヒメジョオン」より借用)