アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ホソバヒャクニチソウ - ジニア属

2021-10-14 17:50:02 | みんなの花図鑑

ヒャクニチソウ(ジニア)なのですが、背が低く 花もちんまりしています。
でも、いろいろな色が一緒に植えてあり、目を惹きます。




例によって スマホの Google Lensアプリで検索してみると
 Zinnia angustifolia
と学名を挙げてきます。




Zinnia angustifolia
英語から翻訳-広葉樹ヒャクニチソウは、メキシコ北部と西部に自生し、米国南西部の一部に帰化した草花のヒャクニチソウの種です。 Z. angustifoliaと他のジニア種の雑種は人気のある園芸植物です。
(英文Wikipediaより)




Zinnia angustifolia
日本語のサイトを検索すると、
日本語 wikiの「ヒャクニチソウ属」に こうあります:
メキシコヒャクニチソウ Z. angustifolia (syn. Z. linearis)
草丈15cmくらいの小さな草花で、鉢物として利用されている。タネが売られているものに「ソンブレロ」という品種がある。」





いつもよく参考にしている「三河の植物観察」にも
 ホソバヒャクニチソウ
で記事があります。
「ホソバヒャクニチソウはキク科ジニア属の観賞用の園芸品種。
 1年草、高さ23~45㎝(矮性は15㎝以下」





その記事には「ホソバヒャクニチソウ」の学名は
 Zinnia angustifolia Kunth
 Zinnia linearis Benth.
の2つが挙げてあります。




さらに Zinnia angustifolia で検索を続けますと、タキイの品種カタログ「百日草 Zinnia ジニア」のページにいざなわれます。
矮性リネアリス種 Zinnia angustifolia
というジャンルがこの花のようです。
「細葉、花径3~4㎝の一重咲き。播種後60日程度で開花し、株を張りながら花をつけ、長期間咲き続ける。草丈は地植えにしても25~30㎝。」




ジニア属はキク亜科の花で、たくさんの小花の集団から構成されています。
中心に筒型のけば立った花冠の小花の集団が 筒状花です。
周囲の花弁は 一枚一枚が舌状花という小花で、こちらは雌しべだけがついています。




中央の筒状花は 5裂した花冠を持っています。あまりに小さくてよくみえませんが、花冠の中には雄しべと雌しべがあるはずです。




ピンクの花弁一枚一枚が舌状花です。舌状花の付け根から立ち上がってカールしているのが めしべです。






センジュギク - マリーゴールドとの関係は

2021-10-14 09:28:47 | みんなの花図鑑

このキク科の花は 何という名前なのでしょうか?
スマホの Google Lensアプリで検索すると、レンズの向け方によって センジュギクと言ってきたり、マリーゴールドと言ってきたりします。




葉がこんなふうで とても特徴のある葉です。
この画像に Google Lensをかざすと、「アフリカン・マリーゴールド」と言ってきます。




上の画像をGoogle Lensで検索すると、センジュギクと言ってきます。





そこで、センジュギクについて コトバンクの項を見ると
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「センジュギク」の解説では
 「マリーゴールド」のページをご覧ください。
の一行だけおしまいです。




世界大百科事典内の 【マリゴールド】の解説に センジュギクへの言及があります。(コトバンクより)

…花壇や鉢植え,切花に栽培される園芸種マリゴールドの基となったのは,それらのうちT.erecta L.(改良種をアフリカン・マリゴールドAfrican marigoldと呼ぶ)とT.patula L.(改良種をフレンチ・マリゴールドFrench marigold(イラスト)という)である。前者は,マンジュギク(万寿菊),センジュギク(千寿菊)と呼ばれる大型種で,改良品は高さ80cm,粗く枝を分けて頂端に大きな頭状花をつける。花色は黄,クリーム,レモン,オレンジなど。…

(注)マリーゴールドは marigold なので、私もできるだけ マリゴールドと呼ぼうと思います)




マリゴールドはメキシコ原産の一年草で、「古くから改良が進み、園芸種として多数の品種があるが、大別してフレンチ種アフリカン種 との2つの系統が育成された。」(peaの植物図鑑)
育成されたフレンチ種が 和名マンジュギクと呼ばれる系統で、
アフリカン種が 和名センジュギクと呼ばれる系統なのだそうです。




アフリカン・マリーゴールド(和名:センジュギク)
T.erectaは、メキシコ原産の1年草。直立性で高さ60~80cmになり、上部で少し枝分かれする。夏から秋にかけてよく開花する。
頭花は数が少ないが、大形で直径6~12cmもあり、八重ないし万重咲き。
花色は黄色と橙色が多いが、淡黄、乳白など。園芸品種にトレビアン・イエローcv.Tresbien Yellowなどがある。(同上)